とある水産試験場の水槽の中を覗いてみました。
茶色い物体は『コンブ』です。
その『コンブ』の中に見える白い物体は...
大きさが精々3cm程度の小さな稚貝です。
その正体は「栄螺」と書いて『サザエ』です。

この水槽は『コンブ』を育てるのではなく、『サザエ』を育てるためのもので、『コンブ』は『サザエ』のエサです。

ちなみに、天然の『サザエ』の稚貝は白く無く、成貝と同じような色をしています。
養殖のサザエが白いのは、エサの色素によるものです。
天然では、海藻も多くの種類の物を食しますし、海藻以外のサンゴ藻などや、時には砂なども体内に入る場合があります。
そのため色々な色素が殻に反映してあのような複雑な色になる訳です。
養殖した個体を海域に放流して以降の『サザエ』については、既に成長した部分の殻の色は白いままですが、これから成長して形成される部分については、普通見られるサザエの色になって行きます。

「栄螺(サザエ)」の“螺”の文字ですが、「螺旋(らせん)」や貝細工など示す「螺鈿(らでん)」でも使われています。
茶色い物体は『コンブ』です。
その『コンブ』の中に見える白い物体は...
大きさが精々3cm程度の小さな稚貝です。
その正体は「栄螺」と書いて『サザエ』です。

この水槽は『コンブ』を育てるのではなく、『サザエ』を育てるためのもので、『コンブ』は『サザエ』のエサです。

ちなみに、天然の『サザエ』の稚貝は白く無く、成貝と同じような色をしています。
養殖のサザエが白いのは、エサの色素によるものです。
天然では、海藻も多くの種類の物を食しますし、海藻以外のサンゴ藻などや、時には砂なども体内に入る場合があります。
そのため色々な色素が殻に反映してあのような複雑な色になる訳です。
養殖した個体を海域に放流して以降の『サザエ』については、既に成長した部分の殻の色は白いままですが、これから成長して形成される部分については、普通見られるサザエの色になって行きます。

「栄螺(サザエ)」の“螺”の文字ですが、「螺旋(らせん)」や貝細工など示す「螺鈿(らでん)」でも使われています。