河川や湖沼に生息する『スジエビ』です。
その名の通り、透明な体に“筋(すじ)”が入っています。
水草や河岸植生の水中の根、転石などに張り付いて、珪藻やデトリタスなどを主に食しています。
淡水域の掃除屋でもあります。
以前に描いたイラストです。
単独でいる事はほとんどなく、かなりの数の群れで生活しています。
調査中にタモ網でガサガサしていると、数十匹がまとまって獲れる事もよくあります。
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動物食や雑食性の魚類の格好のエサとなっています。
河川・湖沼の生態網の中での重要な役割を果たしているという訳です。
< 播磨 >
淡水生のエビには、何故かドキドキする私です。
淡水に進出した甲殻類を追いかけて
頭足類も淡水に進出してもよかったのに
そうならなかった理由ってなんでしょうか?
淡水どころか、陸上にも進出している軟体動物がいるのに…。
頭足類の湛水域進出ですか...
浮力の問題でしょうか?
基本的に気室の空気により深度調節をしているのでしょうが、海水とは密度に大きな違いのある真水では、さらに大きな浮力を必要とするので、その変化に対応する勇気が無かったのではないでしょうか...(笑)
もう一つは浸透圧の問題もあるでしょうか?
浸透圧の変化にも対応させて行く勇気が無かったのかも...