読みました。
多分熊本のどっかの観光地の物産コーナーで売ってた本。
放置してたんですがあだち氏の読書雑記に出てきてたんで読んでみました。
古田武彦さんの「九州王朝説」を九州(特に福岡?)の人向けに
ざっくり紹介している本、という感じですかね。
「邪馬台国の卑弥呼」ではなく
「邪馬壱国の卑弥呼(やまいちこくのひみか)」である
とのことなんですがこの説は今の学会とか教育現場では
どんなポジションなんでしょうか…。
あと「隋書・倭国伝」ではなく「隋書・タイ国伝」(「タイ」は人偏に「妥」)
という話の部分で「タイ国」が「倭国」とイコールである、という点の
説明が抜けてるように思ったんですが、そこは古田氏の本を読めば良いんでしょうか。
天外3(旧版含む)は九州王朝説に対して
どういうスタンスだったのか…とか気になります。
「九州王朝の山城」と荒金氏が見なしている遺跡として
「高良山(こうらさん)の神籠石(こうごいし)」というのが出てくるんですが
そういえば高良山といえば天外3で×××(ネタバレ配慮)だったよなー
(天外3での読みは「たからやま」)…とか。
あと「雷山(らいざん)」というところにも神籠石があるそうです。
荒金氏が「トンカラリン遺跡」をどう見るかというのもちょっと気になります(笑)。
ともあれ読みやすくて面白い本でした。
(ちょっと九州人から見ても九州びいきが過ぎるのでは…と思う点もあったけど)