菊池の記

天外魔境ファン・菊池が言いたいこと言います。

「ゲームシナリオライターの仕事」

2006年07月31日 | 天外魔境
ゲームシナリオライターの仕事 名作RPGに学ぶシナリオ創作術

http://shop.sbcr.jp/bm_detail.asp?sku=4797335963

買いました。

桝田氏の紹介文
http://www.alfasystem.net/a_m/archives/21.html
重馬氏の紹介文
http://d.hatena.ne.jp/SHIGEMA/20060720

思った以上にガチな「教科書」でした。
まあ2500円という値段の時点で気付けや、という話ですが(笑)。
徹頭徹尾、ゲームのシナリオライター志望の人に対して
「勉強しろ。方法は俺が教えてやる。」という本です。

まあ天外2好きな人が読んでも面白い読み物であることに違いはないわけですが。
広井氏、岩崎氏との対談の原稿をでっちあげて
桝田氏が全部一人で書いた、とかごっついです(笑)。

天外2の「構造物としての精密さ」に興味がある人にはオススメです。
あと天外2のすごさを万人が納得できる論理で説明したい人とか。

以下余談。
この本で天外2に興味を持った人向けには「ほぼ完全移植と言ってよいもの」
としてDS版がオススメ、というようなことが書いてあります。
(GC・PS2版はやるな、とまでは書いてませんが。)
天外2掲載許可のハドソン側交渉担当は高橋名人だったらしいですが
DS版天外2の存在は両者にとって救いだったろなー、と思いました。

くるり

2006年07月30日 | 天外魔境
くるりのベストアルバムのCMを見てたら
「東京」が聴きたくなったのでツタヤで
「さよならストレンジャー」を借りてきた。
ついでに「獣兵衛忍風帖」も借りた。

あと「椿説弓張月」が読んでみたくなったので
簡単に通読できそうな現代語訳版
椿説弓張月
を買ってみた。

「豚と沖縄独立」には戦前のヤマトンチュがウチナーンチュについて
「男は源為朝のために武器を取り上げられたので、
 拳骨が唯一の武器で、板や小さい石ぐらい拳骨で割っている」
と信じていた、という話が紹介されていた。

参照:
http://fukushodo.com/sub3/karatehistory.html

2006年07月29日 | 天外魔境
オリエンタルブルーだの天外3(旧含む)だのの
話をしているうちに再度読みたくなり、
だんだん手元に置いときたくなってきたので
「豚と沖縄独立」
豚と沖縄独立
を買ってしまう。

戦前の沖縄の豚は黒豚だったのに、戦後なぜ白豚になったのか。
著者は、この変化のかげに、沖縄戦後の飢える故郷を救おうと、
ハワイのウチナーンチュ(ハワイの沖縄系移民)が太平洋を越えて
550頭もの豚を送った運動のあったことをつきとめる。
さらに筆者は、学芸と海と豚によって沖縄の独立を達成せんとした
先人たちの努力がまやかしの日本復帰にからめとられる秘史を発掘する。
豚でたどるユニークな沖縄現代史。

(オビの紹介文)
という本です。

薩摩の黒豚や甘藷、焼酎もこの本によると沖縄から流入したものなんだとか。

Coccoの豚を食ってしまう歌
(1枚目のアルバム「ブーゲンビリア」
ブーゲンビリア
収録。こんな歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B12406。)
も、この本で紹介されているウァー・カルチャー(「一家に一匹」の養豚文化)
が根っこにあると考えると納得できるような気がします。

(元?)「マーズ前田」さんの本

2006年07月26日 | 天外魔境
またもmixi情報。

ゲームシナリオライターの仕事 名作RPGに学ぶシナリオ創作術

マーズのサイトにも紹介きました。
http://www.linda3.co.jp/menu.shtml

桝田氏と重馬氏の紹介をそのまま転載してもまずかろう、
というわけで両方を合わせて菊池なりに要約すると、
著者の人は去年まで桝田氏のアシスタントで
その前はシナリオ工房 月光所属。
「小池一夫塾」ゲーム科コースのさくま氏によるシナリオ講座の生徒で
あと芝村裕吏氏の飲み友達らしいです(笑)。

さくま氏の日記にもたびたび登場されてます。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E5%89%8D%E7%94%B0%E5%9C%AD%E5%A3%AB+site%3Asakumania.com&lr=

で、その経験とコネをフルに活用して書いた
RPGシナリオ制作の「実践書」。

教材(笑)は天外2と「ルナ エターナルブルー」で
シナリオ構造、伏線の回収方法などが詳説されているらしいです。

あと桝田省治氏、重馬敬氏、さくまあきら氏、芝村裕吏氏の
ロングインタビューと桝田氏、重馬氏のコラムを収録、だそうです。

天外ファンとしても桃伝ファンとしても
これは買わねばなるまい。

北海道拓殖銀行

2006年07月25日 | 天外魔境
拓銀の経営破綻はいつだったか…と思い調べてみる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/北海道拓殖銀行
「北海道拓殖銀行に在籍した著名人 小林多喜二 小説家」…。

破綻は1997年11月。
ちなみにサターン版第四の発売が97年の1月。
http://tengai.jp/jp/seriese/d_no4.html

参照:
http://www.gameiroiro.com/2001/0824-1.htm
http://www.gameiroiro.com/2001/0826-1.htm
http://www.gameiroiro.com/2001/0828-2.htm
http://www.gameiroiro.com/2001/0903-2.htm
http://www.itmedia.co.jp/news/0107/26/konami_hudsom.html

例の件

2006年07月24日 | 天外魔境
http://blog.livedoor.jp/m9concert/archives/50666119.html

あんまハドソンを責めるつもりもないんですがとりあえず。
さすがにエンディングのスタッフロールには
載ってると思うんですがどうなんでしょうか。
だれか教えてー。

それと関連して(?)昔のハドソンゲーム音楽の話。
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamemusic/1149519172/

キノコ氏のブログがおもしろいです。
CD申し込んでみようかなー。

あれこれ

2006年07月21日 | 天外魔境

ここ一週間。
・休日の朝から頭痛薬を求めて駆けずり回る。

・mixiで知ったんですが赤の天外ってホントに計画あったんですな。
 http://www.famicom-plaza.com/news/log0308.html
 8月10日参照。

・天外公式サイト、火曜の更新流れた?
 今日は更新されてます。
 「俺の鋏に聞け!」はすっかり目玉コンテンツと化してますな(笑)。
 玉ちゃんさん(笑)の試行錯誤の過程が見られて面白いです。

・天外2の「人間牧場」ってこの手法
 http://www.linda3.co.jp/sm/1678.html
 で作られた桝田氏オリジナルのネーミングだと思ってたんですがこちらのサイト
 http://chapel.vivian.jp/mt/archives/200607/18-221600.php
 を見ててウルトラセブンに「人間牧場」というタイトルの話があることを知る。
 こんなコラム 
 http://www.linda3.co.jp/sm/0207.html
 もあったし、やっぱウルトラセブンから拝借したものなのかも。
 ここにも実相寺監督の名前が(笑)。

http://blog.livedoor.jp/dekopon1/archives/50530983.html
 記事そのものよりコメント欄の内容の方がショッキングかも。
 ボイスに関してですがチーフ・ブル以外のキャラが「インディアン」と
 言ってた部分は全部「赤き民」で新録したんですかね。
 参照:http://yougo.pasopro.jp/index.php/インディアン
 サターン版の時点で「インディアン」という呼称は結構やばかったんじゃないかと
 遊んだ当時思ったもんですが今回はどこかから物言いが付いたんでしょうか。
 なにせ「その日、アメリカが死ぬ。」を一度は表に出したくらいだから
 当時はチェック体制が整ってなかったのかも(笑)。
 天外3がらみのゴタゴタもあったろうしな…。
 
・歌謡ショウ行きてー。
 サプライズゲストの日と斧彦さんの日で迷ってるんですが
 まさみやさんは両方行くみたいでうらやましい…。
 ていうかチケット余ってるんですかね。 
 2chのスレを見てみたら体臭問題と王子様叩きが主な流れで笑ってしまった。


第四

2006年07月13日 | 天外魔境
そういえば今日発売日なんですな。
なんとなく明日だと思ってました。
菊池は今は買わないけどそのうち絶対買います…新品で。
公式もフライング更新してます。

2chのスレ見るとロードはサターン版より短いけど
ストーリー進めるとちょっと長くなるとか、
あとチーフ・ブルの声優さんが変わってるとか、
(声優さんが亡くなられてる?)
エリアボスに奥義で止めさす演出がなくなってるとか、
いろいろ書いてあります。
これ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1147256583/903
とか参考になるかも。

声優さんに詳しい人はこちら
http://tengai.jp/pc/tengaidai4/news/news.html
とこちら(笑)
http://blog.goo.ne.jp/tenshichu/e/f66c417f567dd3f12c2c54719af0a4bf
を見比べてみると声優さんの変更が分かるかもですな。

そういえばいつのまにか天外メルマガが最終回とか言っててびっくりですよ。
天外の新作がPSPで出るらしい、とかいう話も
これまた2chのスレに載ってますがまじですか?

…せっかくなので第四のシナリオライター、長山豊さんのブログにリンク。
http://blog.livedoor.jp/dekopon1/archives/50530034.html

昨日食った

2006年07月12日 | 雑記
ラーメンに山盛ったニンニクのスメルがなかなか抜けない…。
噛むブレスケアとか使ってみたんですが抜本的解決には至らず。
自分で分かるぐらいだから周囲の人には迷惑かけたと思います…。
(どちらかというと鼻は利く方ですが。)

あ氏の部屋

2006年07月11日 | 天外魔境
更新。

「中国妖怪伝」
中国妖怪伝―怪しきものたちの系譜
と「中国の神さま」
中国の神さま―神仙人気者列伝
が面白そうです。

天外の公式サイトも更新されてます。
「俺の鋏に聞け!」のカブキの頭部、
確かに見慣れたカブキのイメージとは違ってるんですが
歌舞伎の舞台で使われてるカツラのような質感が出てて
これはこれで良いなー、と思いました。
あと顔はルパン3世のようだと思った(笑)。
第四もうすぐ発売ですな。

いろいろ

2006年07月10日 | 雑記

平泉澄について話してたら
この人が宮司をしてたという平泉寺白山神社
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B3%89%E5%AF%BA
って超近所じゃないか!
みたいな話になって盛り上がったのがだいぶ前。

修験者によって加賀・越前・美濃の三方から白山山頂に至る登山道(禅定道)が開かれ、
それぞれの道筋に宗教施設(社堂)が調えられていった。
その中でも越前禅定道筋の社堂(白山越前馬場)の中心となったのが
泰澄上人(白山の開祖)によって開かれた平泉寺白山神社であった、ということみたいです。

そういえば遊びに行ったときに見に行ったな…
コケのきれいな寺であった、と思い出すまま
なんとなく平泉澄に親近感がわき
以前「ざっくり読める日本通史が読みたい」と思って
買ったまま放置していた「物語日本史」
物語日本史 上 (1)
を読んでみることに。
極端すぎて今読むと微笑ましいほどの皇国史観で彩られてて
すごく読みづらかったんですがなんとか全部読む。

日本国民は全員皇族もしくは大和朝廷の日本統一を助けた氏族の子孫である、
という語り出しはこちらの桝田コラム
http://www.alfasystem.net/a_m/column/sub.15.9.htm
を思い出しました。

あるいは第三会議室のこれ↓(音出ます)
http://www.spaceshowertv.com/DAX/dai3/dai3_079.html
とも関わってくる話かも知れません。
「先祖皇族だったよ」とか言いつつ平気で
清和天皇を「しんわてんのう」と読むコッチャンに爆笑。
「各務(かがみ)」は清和源氏姓なんですな。

しかし「物語日本史」には菊池の読みたかった
アジール論については記述がなかった。(まあ当然ですが)

そこら辺がフォローされてたのは最近読んだ
「僕の叔父さん 網野善彦」
僕の叔父さん 網野善彦
でした。
共に学者である叔父と甥同士の心の交流(笑)を描いた本としても
ひとつの学説が成立する過程のドキュメントとしてもとても面白い本です。