菊池の記

天外魔境ファン・菊池が言いたいこと言います。

太田出版『CONTINUE』Vol.34、猿渡雅史インタビューより

2013年04月09日 | 雑記

『CONTINUE』Vol.32・33・34にそれぞれ連載「ゲーム雑誌クロニクル」第1回・『ゲーメスト』編の前・中・後編が掲載。


http://www.ohtabooks.com/continue/backnumber/2007/02/17115728.html


http://www.ohtabooks.com/continue/backnumber/2007/04/17115542.html


http://www.ohtabooks.com/continue/backnumber/2007/06/15114426.html


> --アスキーに移籍して、『アルカディア』を創刊したのは?
> 猿渡 ええと、99年の12月です。
> だから10月ぐらいからアスキーに入ってましたよ。
> 9月に話をまとめて、10月の末、26日ぐらいに入って。
> --その激動の1年の最後にまた新雑誌を創刊しなきゃいけない。
> ヤバい電話がかかってくる状況で新雑誌を創刊して(笑)。
> 猿渡 そう。
> スタッフと編集会議は開くっつても公園とかで(笑)。
> 「雨降ってきたぞ。どうする? 中止中止!!」みたいなさ(笑)。
> だから結果的に『アルカディア』創刊号は1ヵ月で作りましたね。
> --まさに激動の1年だ。
> 猿渡 うん。
> でもね、一番申し訳ないなあと思ってるのはそのブランクの時期のゲームですね。
> 3ヵ月、4ヵ月間なのかな。
> そのときリリースされたゲームに対しては「盛り上げ切れなかったなあ……」っていうのはありますね。
> そっちのほうがデカい、自分的には。
> --自分たちはゲームをしてる場合じゃない状態があるし、同時にその間出てたゲームに関しては全然応援してあげることができなかった?
> 猿渡 そう。
> だから自分が一番悔やんでるのは『ストIII 3rd』なんですよ。
> 『ストIII』って『1st』『2nd』があって『3rd』でようやくちゃんとした作品になって、いまでも名作と言われるようなゲームにまとまってて、自分らとしてはムックを出したりして


> 「さあ、これから盛り上げよう!」っていう『ストIII 3rd』を本当に一番盛り上げなきゃいけない時期に雑誌を畳まざるを得なくて、結果的に盛り上げきれなかった。
> 「闘劇」(『アルカディア』主催の対戦格闘大会)の第1回タイトルの中に『3rd』を入れたのはそういう理由なんですよ。
> 『3rd』を当時『メスト』主催でやってた大会、『ゲーメスト杯』でやってあげられなかったから。
> 『3rd』のプレイヤーたちに「やってください!」って言われて「やるよ!」って約束したのに、守れなかったから。
> 「闘劇」を始めたのが2003年なんだけど、冷静に考えれば『3rd』なんて忘れ去られてるわけですよ。
> でもそれはそのときの贖罪じゃないけど、やっぱりそこで約束したから。