こんにちは。
医療費への関心が高まりつつある(医療を使う人と支える人両方に)と感じませんか?
【伝えたいこと】
・国民1人当たり外来受診回数は、12回
・患者数は減るのに医療費は膨張
・医療機関にかかる人と縁のない人に2極化
過去より、社会保障費の現役負担が高過ぎる批判はありました。
また、税金取り過ぎ・無駄遣い多過ぎ批判もありました。
先日は、全国で財務省に抗議デモがあったようです。
*批判の矛先は政府と与党に向かうべきですが、その手下の財務省に向かう。
首相官邸と自民党本部に向かえば良いのに。
さて、こんな数字があるんですよ。
1人当たり年間外来受診回数は12回
大多数の国民からすれば、そんなに多くでしょう。
国会では「暇だから、薬だけでももらっておこう」受診があると指摘されています。
また、市販薬と処方薬との値段の違い(処方薬の方が安い)を指摘する声もあります。
外来患者のベテランならば、値段の違いを知っているでしょう。
患者数は減少、医療費は膨張
なお、患者数は減少しています。
ところがですよ、医療費は膨張を続けているのです。
医療費は47.3兆円に膨張
75歳未満が25万2000円、75歳以上は96万5000円
総額は47.3兆円で、22年度から2.9%(1.3兆円)増加しました。
なお、患者数のピークだった2000年国民医療費、30.1兆円の約1.6倍です。
年代による受診率の違いがくっきり
さらにです。
こんな統計もあるんです。
年代別受診率です。
*出所 厚労省
*入院医療費とは、健康保険適用医療費です。
適用外は、入院外費用です。
*受診(受療)率とは、人口10万人に対してどれだけの割合の人が外来や入院などの医療を受けたか、を表す数値です。
受診率の計算式は、「受診率= 1日の全国推計患者数÷10月1日現在総人口 ×100,000」です。
上図の年代別受診率から状況は明確です。
5歳から64歳までの年代は受診率が低いから、医療機関にかかっていないのです。
以上から、特定の層が医療機関を年に何回も利用している。
そういう推定ができるのです。
*医療費膨張の原因は後期高齢者の医療費と高額な新薬
【日本の医療を散歩する】患者数は減少するのに医療費が膨張するのは何故? - 天星人語
元気だから70歳を超えて働く人が増えていることからも、年寄りの健康状態は良くなっている。
一方、外来受診回数は減らない。
ということから、病気とは縁のない年寄りと病気がちの年寄りの2極化が進行しているのではないですか。
元医学関係者にして、「病院へ行かない主義」を貫いている立場ですが。 そのため普段の医療費は0に近いものがあります。
正確に言いますと過去の医学経験が生きているのか、ほとんど病気にならない身でして「病院へ行く必要が無い」というのが正しい表現です。
怪我はします。 3年程前に公道で思い切り転んで左膝を複雑骨折し、その際には9日間の手術入院を余儀なくされました。
そのような我が身にしまして。
「病気とは縁のない年寄りと病気がちの年寄りの2極化が進行している」とのご表現に、大いに賛同申し上げます。
人間、自分ではコントロールできない事故・事件でない限り、病院とは縁のない人生が良いこと、言うまでもありません。
それには、「意志」がなければお話になりません。
原左都子さんは普段から努力されているのでしょう。
素晴らしい。
末永く、楽しく過ごされることを祈念しています。
書き込みありがとうございました。