「こころ」と「ハート」は同じもの…
英語の「ハート」の意味もよくわからないが
「こころ」という訳とは恐らく全く別物だろう。
日本人の「こころ」と中国人の「心」も全く別物である。
誰にも理解不明な「愛」等と言う言葉が少女漫画を彩る。
大和言葉では男女の中に「あい」などと言う概念はない。
仏教であつかう「愛」は「愛着」であり捨てるべきものである。
家族を思うのは「いつくしみ(慈)」である。
男女 . . . 本文を読む
クレイグ・ベンターは異端児で金儲けの天才のように言われている。
本人は明確に否定。
内容は実に面白い。
アメリカ製薬メジャーの金儲けに対する執念。
弁護士軍団を総動員したベンチャー資本の生臭さ。
その中で最後の最後まで、失敗して路頭に迷う事を考えるベンター。
会えて、悩んだとは言わない。
悩む男ならば全員の反対を押し切って突き進む真似は出来ない。
彼の危機は最後にスミスクラインビーチャムと提 . . . 本文を読む
先日、石原慎太郎が記者会見で「言葉の大切さを説いていた」
例の如く「あんたらメディアの文章を読むと国語力の程度が判る…」
大和言葉を調べていたら一句目に付いた。
「敷島の大和の国は言霊の幸はふ国ぞ真幸くありこそ」(万葉集)
言葉を大切にすれば「幸」が来るかどうかは知らないが
言葉を大切にすれば「心が豊かになる」事は確か。
言葉の廃れは人心の廃れに繋がり
何れ亡国の民に向かうだろう。
具体 . . . 本文を読む
大和言葉の「百」「千」「万」に少し関心を持って調べ始めたのだが…
「ひい、ふう、みい、よ、いつ、…、や」までは違和感がないが…
「ここのつ」「とお」はどうも怪しい。
「や」までを使った言葉は多い。
「八雲」「八重」の八は多い事の象徴。
「九重」はあまり使われておらぬし、これ以外に「ここのつ」はほとんど使われぬ。
「11」,「12」はなんと読むのかを調べたら
「とおあまりひとつ」「とおあまりふた . . . 本文を読む
「クレイグ・ベンター自伝」を読んでいる。
「ショットガン」と言われる手法を開発して
「ヒトゲノムを解読した男」である。
大天才だが、高等学校時代までは、現代でいう「サーフィン好きの暴走族」で
「悪」を気取り、犯罪にはならない程度の「悪行」を重ねた。
劣等性で卒業、兵役でベトナムに送られた。
ベトナムではIQの高さから衛生兵になることができた。
そして医師に付き治療を始めることで医学に目覚めた . . . 本文を読む
副題は「ゲノミクスの“暴れん坊”すべてを語る」
正しく、ベンターは規格外のとんでもない男だ。
無鉄砲は5歳で片鱗。
危機・リスクを考えた時にはすでに動いた後。
幼少時の思い出に餓鬼仲間と自転車での旅客機との競争がある。
肝を冷やしたパイロットが空港警察に連絡をして
警察が来た時にはトンズラした後。
「空のプールに飛び込む奴がいれば、それはベンターだ」と言われていたらしい。
幼少時からガラクタを . . . 本文を読む
最近、「遺伝子とは製造設備と細胞の動きを制御する機能を備えた
コンピュータではないか」と考える。
コンピュータと言うよりも高性能ロボットと言う方が正しいかもしれない。
30億個の塩基対のゲノムで25000個の遺伝子。
これで3%~10%では計算が合わない。
もう少し勉強することが必要ですね…
ゲノムの中で「蛋白質合成に寄与するところが遺伝子」。
それ以外はジャンク遺伝子と呼ばれていたが
いろ . . . 本文を読む
現在分かっている遺伝子は
ある刺激で数百の遺伝子が活性化する。
遺伝子の動きをコンピュータ的にみると、
DNAは静的なデータではなくプログラムのような感じだ。
プログラムが走り回ってひとつの蛋白質を作る。
だがプログラムであるとすると一部を書き換えてまともに動くかどうか。
あるいはプログラムの部分とデータの部分が混在しているのか。
遺伝子コンピュータのCPU(計算機構)はどこにあるのだろう . . . 本文を読む
今朝NHKで「贈り物」の仕方について語っていた。
「お中元」・「お歳暮」を全くしないから耳が痛い。
常識嫌いの怠け者。
礼儀作法に対する嫌な思いがたくさんある。
茶道・仏教は儀式の殿堂であり、儀式が権威のもとになっている。
千利休も秀吉も典型的な俗物。
強欲の塊で権威主義の鬼。
学生時代、禅坊主の点てるお茶を禅堂で良く飲んた。
お茶は嫌いではない。
お茶を点てるのは見慣れているだけに
千 . . . 本文を読む
小生の事ではない、相手は「ニートの若者」である。
考えてみると深刻な問題だ!!
考えてみると贅沢な問題だ!!
最近、脳の研究からゴキブリの脳に話が飛び
新しくは粘菌の学習に話が進んだ。
ゴキブリに対し多寡が直径1mmの脳と馬鹿にしたが、粘菌もなかなかに賢い。
粘菌に比べると直径1mmの脳を持つゴキブリは高等生物だ。
人付合いで悩むのは池谷先生の本「進化しすぎた脳」にあるのかもしれない。
池 . . . 本文を読む
前回の【脚下照顧】の続編である。
論語にいわく「己の欲せざるところ、人に施すことなかれ」。
現代は「自分にしてほしいことを他人にしてあげなさい」。
少し違うのだな…
子供に幸せになってほしいから
自分の身を犠牲にしても子供に尽くす…
自分が他人に大事にされたいから、子供を大切にする。
それで良いのかが「今回の命題」。
どこが違うかと言うと、価値観の押しつけが出てくる。
母親は一生懸命な . . . 本文を読む
「他国の人権問題」に喧しい輩がいる。
「子供の教育方法」に喧しい輩がいる。
他国のことに関心を持つならば、まず自国のことに関心を持て。
子供のことに煩く言い立てる前に、己のことをまず正せ。
子は親の背中を見て育つ。
子は親の鏡ともいう。
他人のことは言いやすいが自分のことは棚に上げる。
ハハ、「自分のことは棚に上げる」とは俺のことか…
子供の教育を論じる前に子に恥じない親になれ…
物事の本 . . . 本文を読む
前回、老いて意欲の減退を嘆いたが…
そこで意欲の出る方法を脳科学的に調べた。
池谷先生と糸井さんの対談集【海馬】にありました。
池谷(東大准教授)理論と書いたが
池谷先生の発案ではなく、脳科学的結論である。
意欲にかかわる脳は「側坐核」と呼ばれる小さな部分である。
この側坐核に向かい「さあやろう」と気合を入れても動き出さない。
側坐核は動き始めると自分で興奮して、どんどんやる気をうみだす。
. . . 本文を読む
先程、記憶について書いたが、記憶は人生に対して関係がない。
だが、意欲の衰えはなかなかに問題である。
最近、生きる意欲がない。
生きることが面倒臭い。
原因には心当たりがある。
小生の生きる意欲は
「子孫維持に根ざしていた」と書けばそれらしいが。
「俗の言い方」をすれば「助兵衛心」に依存していた。
それが最近、「聖人の心境」に覚醒して
乙女にオーラを感じなくなってしまった。
俗にいえば「生 . . . 本文を読む
「生命の起源」も「意識の存在」も人間には触れてはいけない課題かもしれない。
だが、生物の記憶の仕方は間違いなく科学的に解明できる範疇である。
先日、記憶はDNAに蓄えられるのではと書いた。
調べていたらRNAというものも存在するらしい。
RNAはDNAよりは不安定で変化しやすい。
そのうち記憶を蓄えているのはDNAか(?)RNAか(?)等が
話題になるかもしれない。
短期記憶がRNAで、長期 . . . 本文を読む