てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

無呼吸症候群について

2024-02-01 22:17:31 | 日記
 
 私は 暫く前に左の半月板損傷を起こしその治療中だったが、杖をつかずにかばって歩いていたためか、腰の骨がずれて右足に座骨神経痛が生じた。
 その結果、カメラを持って歩くのがしんどくなり、特に屈んだり地面にくっ付いて撮影する花の写真を撮るのが苦痛になった。よってここでの花の写真掲載は暫く様子を見てからになります。

 上記状況とともに、かなり前から高血圧の治療を受けていたが、主治医が朝の血圧が特に高い原因として、無呼吸症候群を疑った。配偶者は、私がかなり前いびきが酷く呼吸がとまっていることもあったが最近は収まっていると言っていたので、大丈夫と思っていたが検査を受けてみることにした。

1.無呼吸症候群の検査
 まず検査。呼吸の検査装置を下図に示す。鼻に取りつけて呼吸の情況を測定するらしい。胸に記録装置を取り付ける。この装置とともに指先に血中酸素濃度を計測するクリップ(入院患者がよくつけている)をつける。



<無呼吸症候群検査のためのセンサー設置 鼻と指先>


 これで、時間当たりの無呼吸/低呼吸回数(AHI)、SpO2降下指数(血中酸素濃度の低下する時間当たり回数)とその低下値が計測されるとのこと。このデータが先ほどの記録装置中に設置したメディアに記録される。
 2晩、これを取り付けて就寝した。やはり鬱陶しくて眠りが浅く、いつもよりも多く起きた。また変な夢も見た。いつもの就寝状況と違ったのでそれでいいのかとメモを付けて装置をお返ししたが、データ取得状況は問題なかったそうである。

2.検査結果について
 結果について、主治医から報告を受けたが、やれやれというくらいにダメだった。
 数値の公開は差し控えるがAHIは重症クラス、血中酸素濃度も状況によっては
コロナ罹患者のように低くなることもあるとのこと。主治医からは何か病気を拾うと危ないから、治療を始めましょうということになった。
 聞くと、呼吸を補助する器具を付けて就寝するという対症療法。器具は貸し出しで保険適用でき3000円/月程度ということだそうだ。
 原因は、空気の通り道である上気道(鼻から喉まで)がふさがれることで息ができなくなるということで、塞がれる要因として下記があるとのこと。
 ・閉そくが起こりやすい頸等の形
   ・頸が短い、もともと上気道が狭い、下顎が小さく後退している、舌の付き方
 ・肥満、特に頸に脂肪がついた
 ・舌の根本が喉側へ落ち込む
 ・飲酒
 ・ストレス



<無呼吸症候群の際の喉の状況>

 
 先生からは、そう太っているわけではないが体重を落とし、酒を控えてみようと言われた。

3.CPAP装置が来た<Continuous Positive Airway Pressure(経鼻的持続陽圧呼吸療法)の器具>
 主治医の紹介で代理店のひとが器具を持って持参し、器具の使用方法、装着方法を説明してくれた。
 この器具の機能は、人が吸うよりも多くの空気を鼻から送り込んで、気道が開くように圧力をかけること。当然吸ったり吐いたりしているから、それに影響を与えてはいけないし、無呼吸状態になった時は、再開できるように刺激を与えるようになっているようである。


<無呼吸症候群の器具>


 器具からパイプを通して鼻を覆うマスクに空気を送る。口を開けて寝る人には、鼻と口両方にかぶせるマスクがあるとのこと。鼻マスクのみで口を開けると、口から空気が漏れるためうまく機能しない。そのため多量の空気を送りこんで、気付かせる。
 実際に嵌めて動かしてみると、確かに喉に圧力がかかり、当然肺まで入らないからマスクの側面にある隙間から、その空気が漏れていく。そして吐いた空気も同様にそこから漏れていくことによって、一定の余分の圧力が喉にかかるようになっている。わざと息を止めると、トントンという感じで圧力がかかる、なるほど。
 喉が渇く人には、湿度を補助的に補助器具がついている。


<鼻にマスクをつけた状態>


<マスクをつけて寝ている状態>

4.装着状況
 実際に装着して寝てほぼ一週間。
 顔の周りにつけるので、見るからに鬱陶しいから寝付きにくいと思っていた。しかし案外簡単に寝付いてしまった。そして夜に2から3度は起きるのに、1~2℃で済んでいる。そして、配偶者の話では、鼾がぴたりととまったとの事である。昼の間の眠気もなくなったということで確かに効果がある。。ただし、朝の血圧は今のところ少ししか下がっていない。
 使用上の課題として、マスクからの気流が強いようで、首から肩にかけて冷えて風邪を引いたのかと思った。また喉も渇いた。そこで上半身に毛布を追加し、加湿できるようにした。
 今までの状況からは、器具を付けることは負担にならず、かなり効果がありそうだと思った。呼吸の状況は器具から送信されていて、半月後の主治医と面談するが、どういう結果になっているか とても興味がある。
 ともかくは原因が、喉近辺に肉がついてきたこととか、ストレスなどの一過性、もしくは改善すると直ることであってほしいと思っている。

 今回 この記事を書いたのは、日本には約500万人の無呼吸症候群の患者が推定されていて、治療中の人が40万人程度ということで、皆さんにも紹介したらとおもったからである。

なお今回の写真は、私の使用している器具のメーカー Zone社のHPのものを引用した。
https://www.sleepzone.co.jp/
 


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