昨年末に仕事が立て込んで更新出来なかった流れでずっとサボッてたんですが、久々の更新。
というか、これを最後にまたサンデー感想のブログ更新を休みたいと思います。
原因は「アナグルモール」の打ち切りと、「最後は?ストレート!!」の増刊への移動。
本当に最近、好きな作品ほど打ち切られたり飛ばされたりで、何かもう感性ズレてきたのかなぁと。
何と言うか、最近まともに連載が本誌で終わる作品がやたら少ないし、月イチ連載が増えたりと妙に迷走してる感があるし、本当に大丈夫なんだろうか、サンデー?
そんな訳で各作品の決算的な感想になってます。
○名探偵コナン(青山剛昌)
「堂々の、連載20周年。」
コナンは読んだり読まなかったりしてて、読まない間にレギュラー増えてたりで本筋はもう理解できてない感じ。
確かにツッコミ所は多いけど、それでも3週1セットの単発作品として読みやすいし、看板作品として、もうしばらく頑張って欲しい。
○史上最強の弟子ケンイチ(松江名俊)
この作品も一時はサンデーの看板作品になってたけど、最近はやたらを掲載順が後の方になってたり、編集部ではどんな扱いなんだろう。
確かに一定の面白さは持続してるけど、今やってるシリーズでそろそろ収束した方が良いのかもしれない。
○湯神くんには友達がいない(佐倉準)
この主人公、「ぼっち」という事で駄目人間な設定なようで、誰にも惑わされない自分を持ってる、やたらと強い人なんだよね。
そんなキャラ造形が作品を個性的なものにしてると思う。
○BE BLUES!~青になれ~(田中モトユキ)
そういえば前作の「あおい坂高校野球部」は一夏の大会を最初から最後まできっちり描き上げられ、色んな意味で恵まれた作品だったと思う。
本作もそんな感じで安定感のある作品で、確かに面白いんだけど、正直高校生編になったら普通のサッカー漫画になったような。
しかしバレー、野球、サッカーと各競技でヒットを飛ばせる作者の力量凄いなぁ。
というかバレー>サッカーって流れは満田先生と同じだったんだな。
○ハヤテのごとく!(畑健二郎)
ルカとの同人対決も終了し、再び宝珠話へ。
そういった裏のある、セカイ系っぽい話が求められるのかもしれないけど、正直本作は一話完結のギャク漫画であって欲しい。
というか、もうルカ登場から退場までって結局一体なんだったんだろう?
序盤に出てたズクもどきの一派は完全にハブられっぱなしだったし。
この作品がこれだけの長期連載になってることは、色んな意味で今のサンデーの体質を表しているような気がする。
○氷球姫 常盤木監督の過剰な愛情(小野ハルカ)
いやね、なんで主人公(?)がそんだけコーチの才能を持っているのか、肝心な部分がおざなりだし、何よりそのキャラクターに全く同調できなくって、何か読んでて辛い。
まぁ普通にアイスホッケーやってもウケが悪いのかもしれないけど、もう少し一般的に受け入れられるよなキャラにできなかったのか。
個人的に絵柄も苦手。
○AREA D 異能領域(梁慶一)
絵はとても奇麗で良いんだけど、正直物語はありきたりな気がして今ひとつパッとしないような。
もうちょっと眼鏡くんに前面に出てくると良いんだけど。
○BIRDMEN(田辺イエロウ)
確かに以前このブログで月イチ連載でいいんじゃないかと書いたけど、毎週読めるに越した事はないんだよね。
力を手に入れた少年というパターンはよくあるけど、その思春期特有の真理描写に多くを裂いてるのは面白いと思う。
好きな作品だけど、週刊誌で月イチ連載やることで、毎週買ってる人以外の目に触れにくくなってる気もする。
○NOBELU -演-(吉田譲)
なんか最初、ゲスばかりの話から始まって、ようやく普通の芸能界漫画になったと思いきや、またゲス展開に。
本当にこの作品、ウケてる?
○アラタ カンガタリ~革神語~(渡瀬悠宇)
神将同士の降し合いという、いかにも長期連載を念頭に置いたような設定から、実際に長期連載続けてるいるのは凄い事だと思う。
ただ一時期の過去編ぽい時に読み飛ばしてしまい、半端に読みたくなくてことから読むのが止まっている。
いいかげん前の掘り出してちゃんと読まないと。
○キャラクタイムズ(萬屋不死身之介)
もうLINEキャラとしての設定はどうでも良くなってるけど、卓越したギャグセンスで普通に毎週楽しめる作品。
サンデーのギャグ枠でありがちな、安易な下ネタに走らないところも良いと思う。
○ファンタジスタ ステラ(草葉道輝)
明らかに2014のワールドカップに合わせた連載で、本田本人が登場するという話題性もあり、かつ作者の力量的にも十二分に楽しめる作品になってると思う。
ただ上記の設定が逆に足枷にならないか心配なところ。
○マギ(大高忍)
銀の匙に並ぶ、現在の看板作品なのかな。
魔法使い漫画というより、戦争と思想漫画という感じに。
正直ここまで壮大で、人の根源を問うような作品にまでなるとは思わなかった。
ここまで拡げた風呂敷をうまくまとめて欲しい。
○姉ログ(田口ケンジ)
「姉萌え」というジャンルに全然食いつけない自分にとっては、正直読むのが辛く思える時もあり、実際時々読み飛ばしてます。
それでも次週に普通に読めるのは単発ギャグ漫画の良い所。
ただもう少し笑いは欲しい。
○神のみぞ知るセカイ(若木民喜)
ちひろの再攻略のあたりから急激にハマり込んで、単行本全巻揃えるに至った本作。
最初はギャルゲ脳で現実の女の子を攻略していくコメディだったのが、後付けとは云え無理なく話が拡大され、これまたセカイ系に。
それでも自らのスタンスを貫き通す桂馬が魅力。
萌え系漫画で男性主人公が魅力的な作品というのも珍しいのかもしれない。
色んな複線が回収されはじめたので、もうラストに向けて走りはじめたのか。
何だかもったいない気もするけど、展開的には仕方ないのかもしれない。
あの初期の頃のテイストに戻る事もできないだろうしなぁ。
ただひちろには幸せになって欲しい。
○境界のRINNE(高橋留美子)
本当にどんだけ長い間サンデー引っ張ってるのか。
基本を外さす、季節や時事ネタもしっかり盛り込んで、安定の面白さ。
逆に高橋先生が本誌を離れる時がサンデーの終わりなのかもしれない。
○銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)
現時点での本命というか、看板作品といえばやはりコレなんだろうな。
正直最近のサンデーがやった数少ない善行といえば、本作品を発表できる場を与えた事だと思ってる。
○國崎出雲の事情(ひらかわあや)
正直、歌舞伎がテーマの本作が少年誌でこれだけ続くとは思ってなかった。
本作で歌舞伎に興味を持った人もいるかもしれないし、難しいテーマでよくここまで頑張ってると思う。
○国士無双!!(田島七枝)
うん、がんばれー。
○競女!!!!!!!!(空詠大智)
この作品に関しては人気あるのかないのか掴みにくい。
真剣なスポ根作品としては評価できるんだけど、尻相撲という設定が全てを台無しにしてる気がする。
架空の競技モノにするにしても、もう少し別のがあったんじゃなかろーか。
つか未だに採用試験というペースに余計な心配をしてしまう。
○月光条例(藤田和日郎)
藤田節炸裂の本作。
全人類の存亡をかけていた前2作に比べると、やはり今ひとつのめり込めない部分も。
というか独特の設定の上で戦ってるので、結局何がどうなるのか掴みにくい面があるせいかも。
無理に大ボスとか出さずに、普通に終わらせても良かったのかもしれない。
浦島とフランダースの話とか抜群に面白かったなぁ。
○最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~(橋口たかし)
ちゃんとした医療漫画なんだけど、個性的なキャラ造詣がプラスに働いてるのかマイナスに働いてるのか微妙な感じ。
病院内の力関係を打ち崩して行くという路線で、芯のある作品になるよう頑張ってほしい(偉そう)。
○常住戦陣!!ムシブギョー(福田宏)
紀州編が終わって、割と江戸の日常編(?)が続いているのが意外。
ここに来て市中組の空気、一乃谷話をぶっ込んでくるとか。
作者のポテンシャルは非常に高いので、もっと話題になって欲しい作品。
アニメ化の評判はいかがなものだったのか。
今は準看板作品という感じだけど、もっと前に出て欲しい。
○絶対可憐チルドレン(椎名高志)
この作品も連載が長期化しすぎて、組織やキャラの敵対関係が理解できなくなってきた。
加えて催眠能力の表現で複雑さに拍車をかけている感も。
何だか連載は長いのに、全然話が進んでいないような印象が。
○超推脳KEI(田中克樹)
正直始まった時は絵柄古いし、設定古いし、コナンとカブってるし、新連載なのに巻頭カラーじゃないしで、短期連載で終わるんじゃないかと思ったけど、意外と盛り返して一定の人気を保ってる模様。推理モノはハズれにくいのか?
ただ、毎回テーマのブッ込み方が雑な気がする。
ヒロインも急速に可愛く、というか幼くなって、最近は乳袋にばかり目が行くように。
もうここまで来たら、最後までただいるだけのヒロインでいてほしい。
○電波教師(東毅)
アニメ化はまだだけど、安定の人気を保つ中堅作品なのかな。
オタク+教師という特性を十二分に活かして、どんでん返しな物語はまだ飽きがこない。
○BUYUDEN(満田拓也)
でんでんででんでん♪<言っちゃったよ。
天才型の主人公なせいか、逆境と特訓シーンが足りないと思う。
○アナグルモール(福地翼)
長い休載期間を経て、待望の復活!
植木+の件もあるので、心配な部分もあったけど、再開後も安定の、というかそれ以上の面白さ!
と、思ったらまた打ち切りかよーーー!
ストーカーとサイコドールコンビの活躍もっと見たかったにー!
可愛いアルルをもっと見たかったのにー!
というか、ストーカーは結局帰還できないままでほったらかしヒデェ。
一応「ルチル編」という事で、続編の可能性も残ってはいるけど、実現は難しいんだろうなぁ。
本当に何考えてるんだ編集部。
○最後は?ストレート!!(寒川一之)
「ゴールデンエイジ」に続いて、本作も本誌での最終回は迎えられず。
あーもーなんでなんだよー。
毎週、最初に読んでた作品なんだよ?
途中から月刊にしたらテイスト変わってくるんだってば。
というか、なんでこのタイミングなんだよー。
これから最高に盛り上がる展開じゃないかよー。
そんなに増刊売りたいのかよー。
もう最後だからあえて言うけど、編集部、バカなんじゃねーの?
ところで感想ブログはやめるけど、とりあえずまだ購読は続けると思う。