千里眼ミドリの猿 完全版 (角川文庫 ま 26-62 クラシックシリーズ 2)松岡 圭祐角川書店このアイテムの詳細を見る |
本作は帯に「71%新作」と書かれてる。
それだけ新たに書き起こしたらしい。
以前の作品は催眠から続く物語でしたが
今回は催眠の影響からは脱して、千里眼シリーズの初期の
ディテールを丁寧に書かれた物語。
なので過去の作品に登場していた上司などがいずに
新たなキャラクターが登場。
巻末には解説ではなく作者の話が書かれており
映画版催眠、千里眼で失敗した経緯をふまえ、
このクラシックシリーズは千里眼のコアとなるべく
徹底してブラッシュアップしているので旧作を読まないで。
なんてお願いまで載ってます。すごいね。
おかげで次回作が早く読みたくてしょうがない衝動に
かられてしまうので2ヶ月待つのがもどかしいですね。
もちろん中国で発生した事件の冒頭もあるし、
ベースは旧作と同じなんだけども、各キャラのスタンスが
あまりに違うし蒲生さんも早々に登場するし
違った緊張感があります。
でも薄いんです。厚さが。
そこだけが寂しい。もっと読みたいのに。
読んだらクリックしてね♪ - Web拍手
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます