2015年12月19日(土)に鑑賞した、国立新美術館での「18th DOMANI・明日展」の紹介です。
約3か月前になりますが、面白い展示でした。
DOMANI・明日展は文化庁の「新進芸術家海外研修制度」の成果発表の場です。
では、見た順番で紹介。
富岡直子さんは、昨年のクインテットⅡ展で、初めて知りました。
一作品だけ撮ったのですが、それがピンボケの失敗写真。 それでも載せるのは、ボケてもいい感じだったので。 富岡さんすみません。
富岡 直子(2005 年・アメリカ) …( )は派遣年度、派遣国
1966 年生/絵画
多摩美術大学絵画科油画専攻卒業
1996 年VOCA 展1996 奨励賞
現在、神奈川を拠点に活動
キャプションの右横が本作品の一部で、ボケてないものになります。
続いては、この巨大な作品。
作家のメッセージです。
近づいてみても、マチエールもしっかりして面白い。
我が家に飾るのは想像もできませんが、国立新美術館の天井高の高いロビー正面に飾りたい作品です。
こちらが、ドローイングの原画。
次は、線幸子さん。 真綿をアクリル板に貼った作品。 面白い形ができますね。
線 幸子(2007 年・ベルギー)
1949 年生/現代美術
太平洋美術学校にて学ぶ
1990 年第18 回日本国際美術展 佳作賞
現在、東京と神奈川を拠点に活動
次はアニメーション作品。 興味をひきませんでした。
ALIMO(2012 年・エストニア)
1977 年生/アニメーション
東京藝術大学大学院映像研究科修了
2012 年第16 回文化庁メディア芸術祭アート部門 審査
委員会推薦作品、現在、広島市立大学芸術学部講師
次は西ノ宮佳代さん
西ノ宮 佳代
(2013 年・イタリア)
1981 年生/モザイク
東京藝術大学大学院美術研究
科博士後期課程油画修了
2009 年上野芸友賞
現在、東京を拠点に活動
これを商店の前に置けば、お客が入る・・・・・魔除けで、神社の狛犬代わりに置けば、参拝客が増える・・・・と勝手な想像をして楽しみました。
野田睦美さん 《南無不可思議光如来 再生の輝き》 造形は面白い、でも、タイトルに不自然さを感じます
野田 睦美(2012 年・フランス)
1971 年生/染織造形
京都市立芸術大学大学院美術研究科博士
課程修了
2009 年第64 回新匠工芸会展 会友賞
現在、広島市立大学芸術学部講師
メインビジュアルとなった松岡圭介の《a tree man》
鉄粉!
木造の《a tree man》 お尻から撮るのが好きな性分です。
次は田村 友一郎の《六本木心中》 よくわかりません。 ここの学芸員の方が「かかっているジャンパー着てもいいですよ」とのことで水色のジャンパーをはおりましたが、私には小さ過ぎ!
田村 友一郎(2012 年・ドイツ)
1977 年生/メディアアート
東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程在籍
2010 年第14 回文化庁メディア芸術祭アート部門
優秀賞
現在、東京とベルリンを拠点に活動
次は、ゲスト作家の風間サチコさん。 2012年の無人島展で初めてみて、驚いた作家です。 凄いエネルギーを持った方ですね。
風間さんらしい、批判、最後の諧謔が心に引っかかります。
帰り船の黒と白の2作品、これも前述の風間さんのメッセージにつながっています。
風間さんの主張や作品は、一貫しています。 強さの由縁か
展覧会は終わったのですが、18th DOMANI・明日展 PLUSが、2016年2月18日(木)~2016年3月6日(日)に開催されます。
こちらにも行こうと思っています。
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