光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

棚田康司展 「バンドゥン スケッチ」を観て

2016年05月08日 | アート 彫刻

村上隆の「スーパーフラット・コレクション展」の途中ですが、昨日行った

棚田康司展 「バンドゥン スケッチ」が良かったので紹介します。

会期:2016/04/06 - 2016/05/14  

場所:ミヅマアートギャラリー

 

都心の市ヶ谷駅から、外堀通り沿いに歩いて7、8分のところにある

ミズマアートギャラリーは初めての訪問です。

毎日新聞夕刊の紹介記事をみたのが動機です。

入口からみた作品群。 全部で12体あるのですが、紹介するのは10体です。

 

 

《不安少年のトルソ》  表情がいい。 

 

 

 

 

少年ですが、少女のようにも見え、中性的な表現です。 

版画のポール・ジャクレーを思い出させますが、訴えかけるような表情のこの作品、堪らないですね。

 

 

 

 

棚田は、2015年10月にインドネシアのジャワ島西部の都市、バンドゥンへ渡り、

2ヶ月間の滞在中に制作した、12体の少年少女のトルソが、展示の主体です。

   

 

 

作品はすべて「一木造り」でできています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は、帰国後に造ったもので、これも魅力があります。

ヌードなんですが、パンツをはいていて、なにかこだわりがありそう。

仏像で一木造りはよく見ますが、現代彫刻で若い女性像の一木造りは面白い。

 

 

 

 

昔、冬の秋田で見た、被り物をつけた少女を思い出しました。

 

 

 

これも中性的な表現ですね。

 

 

 

展示室の奥に和室があり、そこに置かれた作品。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの《体操の少年》も素晴らしい。

 

 

 

 

 

インドネシア女性の雰囲気を持つ作品。  ここでもパンツが。

 

 

 

身体トルソ。 パンツが気になる。

 

 

 

会期終了が迫ってます。  ギャラリーは無料で撮影OKです。 おすすめです。


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2 コメント

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Unknown (marine-therapist)
2016-05-15 19:44:37
実物を観てみたいですね。

色気というか愁いというか面白いですね。

照明のあて方とか変えて観てみたいです。
返信する
marine-therapistさんへ (te-reo)
2016-05-16 01:23:02
そうなんですよ。 小さなトルソなのに、
色っぽくて、哀感を秘めている・・・
欲しいと思いました。(価格は、何十万円)

照明は大切な要素ですよね。  今回は
天井からの照明と、白い土台からの反射
で、写真としては撮りやすかったのですが
自宅に置くとなると、環境、ライティングで
悩まされそうです。
コメント有難うございました。
返信する

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