光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館(2013.11.16) 所蔵作品展11,12室

2014年01月05日 | アート 各分野

正月で、別記事が割り込み、近代美術館の作品紹介が中断しました。 再開、と言っても所蔵作品展の紹介は今回でラストです。

11室では「ジョセフ・クーデルカ展」(11月6日—2014年1月13日)にあわせ、1960年代から70年代初頭の日本の写真家たちの作品が紹介され
ています。
森山大道の「にっぽん劇場」などがメインで展示されていましたが、私は森山大道はパスです。

近代美術館のWebサイトから、11室の展示説明の抜粋を記します。

11 虚実入り混じる世界
 ー1960-70年代の写真表現から 
 写真が目の前の現実を映しだすだけでなく、さまざまなかたちで虚構の世界をとりこみ、それによって重層的な作品世界をつくりあげることがで
 
きる。そうした意識が、この時代の写真家たちのとりくみを通じて浮かびあがってきます。

 

三島由紀夫の内面を捉えた写真。  篠山紀信も三島由紀夫を撮っていましたが、ボディビルで鍛えた肉体と自虐的なポーズなど、共通しています。

 

 

 

 

変わって、土田ヒロミの作品。  高度成長期に、こうした土俗的な世界を撮るのは、ひとつの流行だったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

変わって、12室

 

 

アバカノヴィッチの作品は初めてですが、迫力がありました。

 

 

 

 

 

大きな作品で、ダイナミックなタッチとモノクロ(に近い)の力強さが溢れています。 1998年のこの絵の制作時も、そして今も

スーダンの悲惨な争いは続いている。

 

 

12室の展示光景です。

右壁の奥の作品はヴォルフガング・ティルマンスの<George and Dragon>で、ロンドンのゲイやアーティストなどが集まる酒場付近の
通りに集う若者達の写真をコピー機で荒れた画面にしたもの。  迫力がありましたが撮影禁止作品。

展示室全体がモノクロームの世界のようでした。


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