光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

醒ヶ井宿

2020年01月06日 | ぶらり探訪

元旦のブログで、年初に爽な写真ということで、中山道醒ヶ井宿の〝居醒の清水”の写真を載せました。

次の記事は、アート展を準備中だったのですが、せっかくなので、醒ヶ井宿の紹介を先に

 

 中山道69次のうち、61番目にあたる醒ヶ井宿(さめがいじゅく)は、滋賀県米原駅より、東海道本線で

一つ東側の醒ヶ井駅にあります。 駅前に案内看板がありました。




 駅から歩いて5,6分で清流(地蔵川)の流れる醒ヶ井宿・居醒橋に。 

 

 

 

橋の上から清流を撮りました。

緑色が梅花藻、下の梅花藻に、ところどころ見える白い点が水中花です。

 

 

 

 この地蔵川の清流には、いくつかの湧水箇所があり、ここはその一つ、十王水。

 

 

 

 地元の人にとっては、この清流も生活の場、洗い物をしています。

 

 

 

 

 清流上に、家と道を結ぶ小橋をかけ、植物を育てている家が多い。

 

 

 

 樋に梅花藻を育てていました。 水は下の清流をポンプで汲み上げ、流しているようです。

 

 

 

 清流の中に、生け簀のようなものが置かれてありました。 この清流に住む、体長4~7cmの小魚”ハリヲ”保護のためのものかなー?

 

 

 

 そのハリヲの説明です。

注目していただきたいのは地図です。 醒ヶ井宿のすぐそばを名神高速道路が通っているのです。

 

 

 

 清流、梅花藻、花が響きあって美しい。

 

 

 

 ズームを最大にして、梅花藻の可憐な花を。

 

 

 

 醒ヶ井宿にのこる問屋場(といやば)。  後ろに見えるのは名神高速道。

名神高速道や東海道本線、新幹線も、岐阜以西は、中山道に沿って作られているのです。

 

 

 

 

 問屋場の中。

 

 

 

 清流と似合う花たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 居醒の清水の由来 ・・・・。

 

 

 

 居醒の清水の木札が立っているところが、湧水箇所です。

霊仙山というカルスト地形の山の伏流水なので、カルシウムイオンを含んだ清澄な水が湧いている。

 

 

 

 湧出箇所のすぐ横にある加茂神社。 鳥居の中央部左側に、名神高速道の側壁が見え、車両の通行音も聞こえます。

拝殿などは左の石垣の上にあるのですが、どうも位置が窮屈だと思って調べたら、名神高速道の建設時(昭和34~35年)に

遷宮=移設しています。 元の位置は、石段の形状から、まさに高速道路上にあったのではないでしょうか。

湧水に影響が無かったのは幸いですが、清らかな湧水のイメージが少し揺らぎました。

 

 

 

 本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠11軒と決して大きくはない宿場だったのですが、名水で名を轟かせています。



現在の宿場の通り、江戸時代当時の古い建物イメージはありませんが、そこはかとなく宿場の香りがします。

 駅に、トランクケースを預かるロッカーがなく、キャリーを引きながらの観光・撮影で、あまり歩き回れませんでしたが

法事の後の、ミニ観光で気分は癒されました。 


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