光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館 工芸館(2013.3.23) 陶磁器 

2013年04月22日 | アート 陶磁器

工芸館の陶磁器作品のラストです。

鈴木 藏(おさむ)(1934ー)  

「志野水指」 1991  陶器

加藤土師萌や荒川豊蔵に師事して、志野焼一筋の加藤藏の作品。  まさに志野焼、堂々たる力を感じます。

 

 

白磁の人間国宝、井上萬二の作品。  

柔らかい釉薬の調子は独特ですね。

 

絵柄部分をアップで撮りました。

 

初代宮川香山の作品は、好きで数多く採りあげてきました。   この作品も以前、採りあげましたが、再度、撮ってみました。

 

中央部をアップで撮ってみました。

 

久保田厚子の青白磁は、西洋感覚の美しい作品。 

 

 

島田文雄は東京芸大の陶芸専攻科を卒業し、現在は同大学の教授として活躍している。

さすがに作品も正統で格調高い。  どんな料理を載せても、おいしく見えるだろう。

 

 

富本憲吉は独学で陶磁を学び、人間国宝になった陶芸の大家。  近代美術館での、作品の展示も多い。

素晴らしい作品が多いのですが、この作品は、私にとってはしっくりきません。  アザミのとげとげしさが肌にあわないのかなー。

 

同じくアザミを主題にした飾筥(かざりばこ)。   こちらは、京都五条坂に窯をもつ京焼の藤平伸の作品。  若い頃に結核で4年間療養し、その間に銅版画を学んだようです。

そのせいか、絵付けにも線描版画的な雰囲気が感じられ、詩情を醸し出します。

 

 

佐藤敏の鉢。  遊び心にあふれていますが、私としては黄色の線描がなければ、落ち着いた感じで絵柄もユニークだし、もっと好きになれると思った次第。

 

 

カラフルな作品。   これで酒を飲むとすれば、日本酒よりも泡盛とか、芋焼酎があうかな。

佐藤敏   「キセル徳利、盃」

コメント
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