国立近代美術館の工芸作品を紹介中ですが、一旦、休止して、本館の日本画作品を紹介します。
やはり、近代美術館は日本画コレクションが凄いので、そちらを先にします。
まず4階のハイライトコーナです。 ここでは洋画を含めた重要文化財級の作品が展示されています。
一番手前には、春にふさわしい「小雨ふる吉野 」が展示されていました。
中央左の部分です。 しっとりとした情感が素晴らしい。
そして、安田靫彦の挿花。 中学生の頃、美術の教科書にこの絵が載っていましたが、なんでこんな絵がいいのだろう?と思ったものでした。
初めて実物を見て、その素晴らしさに驚き、納得しました。 ちなみに、奥村土牛の寄贈なんですね。
髪の毛一本一本を描いた緻密さがお分かりいただけるでしょうか。 女性の花を見る視線に一気に引き込まれそうな感じになります。 すごい。