流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ターボドリルによるマントル掘削計画の目的とは

2010年10月11日 | ビジネス

弊社が開発中の特殊掘削装置ターボドリルによってマントル掘削が可能となるなら、その掘削がもたらす成果は次の図が示しています。

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目的を重要な順番に揚げるとすれば

1.未踏のマントルに到達してマントルを採取する。

2.地震の探査精度を上げる為に、地震の巣と言える場所に深い穴を掘りセンサーを配置する。

3.メタンハイドレートなどの海底下資源の状況を探査する。

自分としては、この探査したメタンハイドレートへのタコ足状採取用水平多数穴掘削や孔内でのメタンハイドレート採取機器駆動用としてターボドリルは大変に役に立つと思っています。

4.地殻内の生命を探査する。これは学術的に大変面白いものと考えています。

5.掘削時の地層を全て採取する事で、地球の過去環境などが解明される。

この最後の地層による過去環境解明は、温暖化と環境の関係などに詳しい指針を与えてくれるのではないでしょうか。

以上の重要な目的を果たすマントル掘削計画への当社貢献も日々進んでいます。