流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

高速遠心型ブロワ又はコンプレッサーの設計必要性

2010年10月18日 | ビジネス

最近のターボ機械は小型高速化が急速に進んできており、それを満たす為の要素技術も例えば数万RPM以上の高速回転永久磁石式モーター技術、それを駆動する高周波インバーター技術、自己動圧高速軸受けや磁気軸受けなどの技術、インペラを素材から高速高精度に削り出す5軸加工技術、などがそれを支えています。

それらの技術を利用した遠心型や斜流型のターボ型高速回転ブロワ、コンプレッサー、ポンプなどがこれまでは容積型などの他の方式のものをターボ型にて置き換えることが出来てきています。

特に、インバーターによる高速回転制御技術は非常な省エネを運転時に実現しますので、現在のニーズにぴったりとなります。

またターボ機械の回転羽根は非接触で運転されますから、摩耗などによるメンテナンスの頻度が少なくなり、ほぼメンテナンスフリーで年間運転も視野に入れられます。

以上のような最近の流れに沿って設計をしたのが次の図の高速回転ブロワ(コンプレッサーの領域まで行っていますが)となります。

Highspeedblowerrealviewpic02

省エネを可能とする可変インレットガイドベーン、5軸加工削り出し高効率インペラ、高性能渦巻きケーシング、高速回転用軸受け、永久磁石式高効率高速モーター、などで構成されます。

これに更にディフューザーに可変ディフューザーベーンが組み合わされれば、ほぼ完璧でしょう。

そのタイプを次は御紹介しようと思います。