「初めに言があった。言は主と共にあった。言は神であった。
この言は初めに神と共にあった。」
土曜日、三鷹の風のホールで、茂木大輔さん指揮、バッハの「ヨハネ受難曲」を聴きました。
http://mitaka.jpn.org/ticket/0803080/
演奏中にプロジェクターにどんどん解説が映って理解しやすい、このシリーズ。
曲をあまり知らなくても「へぇ~」と耳で目で理解し鑑賞できるんです。
ただ、今回は、「ヨハネ受難曲」つまり、解説は聖書の言葉。
意味をとるのが難しい言葉が、次々と並びます。
穴が開くほど言葉を見ても、意味がわからない。
でもプロジェクターは無常にも次の言葉を映し出して・・・・・・
あ!
この感じ・・・・・・
宗教の時間だ!
クリスチャンではありませんが、中学、高校とカトリック系の学校に通ってました。週に一度の宗教の時間で聖書を読みました、というか読まなくちゃいけませんでした。
マタイによる福音書、ヨハネによる福音、ルカによる福音、コリント人への手紙・・・・
文字だから読めるけど、言いたいことはよくわからなくて、イエスはなんでそんなこと言うのかな、と思ってました。弟子もそこでなぜそれを伝えたい?と思うようなことを書いてるし。外国人の考えることは難しいよう・・・。
ああ、ちょっと、学生時代のもやもやを思い出してちょっとブルー
になりかけたけど、
でも、
美しい合唱、
ヨハネの言葉を柔らかな旋律に乗せてしゃべるテノール、
からみあう木管楽器の美しい重奏、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダモーレなど古楽器の繊細な響き、
を聴きながらの聖書読解だと、ちょっと違う。
美しいモノは、こちらの気持ちもキレイにしてくれるような・・・・
もちろんわからない文章はたくさんあったのだけど、
「世の東西を問わず、時代を超えて、みんな生きていくのに指針を必要としてるんだなぁ」と最後の涙出そうに美しい合唱の頃には感じ,なんだか、少し敬虔な気持ちになったのでした。
「マタイ受難曲」も名曲だそう。
茂木さんはもう上演済みなんだそうですが、ぜひ、解説付きで聴いてみたいです。
この言は初めに神と共にあった。」
土曜日、三鷹の風のホールで、茂木大輔さん指揮、バッハの「ヨハネ受難曲」を聴きました。
http://mitaka.jpn.org/ticket/0803080/
演奏中にプロジェクターにどんどん解説が映って理解しやすい、このシリーズ。
曲をあまり知らなくても「へぇ~」と耳で目で理解し鑑賞できるんです。
ただ、今回は、「ヨハネ受難曲」つまり、解説は聖書の言葉。
意味をとるのが難しい言葉が、次々と並びます。
穴が開くほど言葉を見ても、意味がわからない。
でもプロジェクターは無常にも次の言葉を映し出して・・・・・・
あ!
この感じ・・・・・・
宗教の時間だ!
クリスチャンではありませんが、中学、高校とカトリック系の学校に通ってました。週に一度の宗教の時間で聖書を読みました、というか読まなくちゃいけませんでした。
マタイによる福音書、ヨハネによる福音、ルカによる福音、コリント人への手紙・・・・
文字だから読めるけど、言いたいことはよくわからなくて、イエスはなんでそんなこと言うのかな、と思ってました。弟子もそこでなぜそれを伝えたい?と思うようなことを書いてるし。外国人の考えることは難しいよう・・・。
ああ、ちょっと、学生時代のもやもやを思い出してちょっとブルー
になりかけたけど、
でも、
美しい合唱、
ヨハネの言葉を柔らかな旋律に乗せてしゃべるテノール、
からみあう木管楽器の美しい重奏、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダモーレなど古楽器の繊細な響き、
を聴きながらの聖書読解だと、ちょっと違う。
美しいモノは、こちらの気持ちもキレイにしてくれるような・・・・
もちろんわからない文章はたくさんあったのだけど、
「世の東西を問わず、時代を超えて、みんな生きていくのに指針を必要としてるんだなぁ」と最後の涙出そうに美しい合唱の頃には感じ,なんだか、少し敬虔な気持ちになったのでした。
「マタイ受難曲」も名曲だそう。
茂木さんはもう上演済みなんだそうですが、ぜひ、解説付きで聴いてみたいです。
神と、言葉と、歌と、音楽
これは
世界共通のものなのですね~~!?
日本の神楽も、そのおおもとは
古事記の天石屋戸の物語に由来するわけです。
神が楽しむから神楽(かぐら)
こんどのレッスンでYori先生にバッハのお話や
マタイ受難曲のお話などを聞いてこようと思っています。
そんな僕のフルートは、
神おも恐れぬ、神さえ恐れる、
なんちゃってフルートですが・・・(^^;;
好きな横笛は一生吹き続けて行きたいなと思っております。
いつの日か、神に捧げられる様な流麗な、清純な、音を奏でられるように、そんな日を夢見て、今日も楽しんで練習しようと思っております。(^^v
そうか、雅楽と「受難曲」!そんな接点もあるんですね。
神様も一般人も美しい音楽は大好き☆
神の言葉も音楽を介してだと伝わりやすいし、
美しい音楽で神を讃えることもできるし、
すごいですね、音楽♪
バッハのお話、私にも今度聞かせてくださいね。
に、こんな事が書いてありました。
「旧約聖書」が語る天地創造や人間の誕生の物語の中にも、音楽の起源に関する貴重な証言ともいうべきものが含まれている。神が万物を創造し、そしてその万物に音を、声を与えたもうた。山川草木には音を、動物には声を与えたのは神であった。その声音は、人間ばかりでなく、他の動物にも与えられたし、鳥たちのように美しく囀る動物達がいて、私達人間の耳を楽しませてもくれるのだ。
だが、神から与えられた声音を、おのれの努力で美しく磨き上げ、美麗なその声で、神を讃えるという行為をおこなったのは、ほかならぬ人間、信仰を声音で表白した人間であった。そこに人間が創り上げた技、技術としての音楽の世界がある。そしてまたその技術を駆使しつつ、神を賛美し、神に祈り、また神の宮居を美しく飾る音楽、教会音楽の誕生がある。
と。
興味深い文章ですよね~~~!(^^v
ありがとうございますね。わざわざ♪
内容もなるほど、と思わせるものですが、
無駄のない美しい文章ですね。
旧約聖書も、そんな風に読めたのか、と
宗教の時間に遊んでばかりいたワタクシは思ってしまいました。
愛・・・確かに!
聴いていても感じるのですから、演奏すると
なおさら、感じるのかな、なんて想像します。
指揮したご本人にコメントいただけるなんて、なんて光栄なんでしょう! 見つけてくださってありがとうございます。
そう、さまざま難しかったです。でも私にとっては20年来のキリスト教観が変わるすごい演奏会だったんですよ。
何千年という長い間に人々に必要とされてきた言葉の数々は死を恐れる人を励ましたり、なぜ生きるかを説いたりと、響くものもあるし、全く理解できないものもありました。
でも、この言葉を世界のかなりの人が信仰していること自体がすごい。私がイギリスにいるときに出会った友人達は、これをベースに持ってるんだと思うと、友人達と理解しえなかったことや、イギリス社会で驚いたことの答えが、聖書に詰まってるかも、とさえ思ってしまいます。さらには世界で起こっているさまざまな相互に理解し得ない事柄についても。
バッハさえも聖書の言葉に呼応した一キリスト教徒だったんだな、と思うと、すごい感慨でした。(ただ、彼は非凡だったからこれをもとに素晴らしい音楽を形成することができたけれど)
そんなことに思いを馳せながら聴いてました。
本筋とは違うかもしれませんが、素晴らしい機会に本当に感謝です。私もここから広げて行ってみます。
そして、ぜひ生で、茂木さんのバッハ解説シリーズ、また聞けるのを楽しみにしていますね。
聖職者と対等・・・・なるほど!すごい!
大切なクライアントであり、自身の信仰する宗教であるからこそ、レベルの高い理解を追求したのですね。
ドイツのバッハーツアーのくだり、ご著書で読みましたが、
もう一度読んだら、違う発見があるかも。
マタイの再演を「くわしっく名曲ガイド」で順を追いながら聴いて勉強して、お待ちしています☆