田添菜穂子の一期一会

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代々木公園とN響

2010-05-10 00:29:39 | クラシック鑑賞
今日はとってもいい天気でしたので、代々木公園へ。

花見の時にしか来たことがなかったので、新緑がこんなにキレイで、
しかもこんなに大勢の人たちがピクニックをしにきているとは思いませんでした☆

芝生も広く、木陰もたくさんあってパリとかロンドンとかの公園みたい♪

バラがたくさん植わってましたが、咲くのはもう少し後みたい。その頃にまた来たいな。





さて、公園で方々に楽しく歩き回る息子を夫に託し、私は一人、道路の反対側へわたりました。

NHKホールにて、N響の定期公演。

前回行ったのはまだ息子がおなかにいるときだから、1年半ぐらい前。

プロオケを聞くのすら久しぶりです。

息子にもいろいろ音楽は聞かせてあげたいけど、私だってちゃんと聴きたい!
そんな欲求が高まってチケットを取りました。



~第1673回定期公演~

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43

ラフマニノフ:交響曲第二番 ホ短調 作品27

指揮:尾高忠明
ピアノ:小山実稚恵
ゲストコンサートマスター:ヤノーシュ・セルメチ


前半のパガニーニはピアノが小山実稚恵さん。

次から次に繰り出す変奏を的確に鮮やかに奏でる様子が本当にステキ。
ぽろんぽろんと、玉のように転がる軽やかな音色でした。

小山さんには、実は一度インタビューさせていただいたことがあるんです!!

すでに日本を代表する大御所ピアニストなのに
『頭の中で鳴ってる音をそのまま指で表現できるようになりたいですね』
と、少女のような目をしながら、どこまでも謙虚に目標を語ってくださったことが、
印象に残っています。

今日も演奏が終わってたくさんの拍手を送られて、かわいらしくはにかみながら、
おじぎをなさっていました。

ステキな演奏でした。アンコールがあればよかったのにな。


後半は、とてもスウィートなラフマニノフのシンフォニー。

弦はとてもすがすがしい音がして、
木管のかけあいもとてもうまく行ってて心地良い演奏でした。

中でも素晴らしかったのは、第三楽章。
ラフマニノフらしい心揺さぶられる甘い旋律がつぎつぎ繰り出すんですが、
ロマンティックというより、もっと大きな愛を感じました。
大きな愛に包まれて勇気がわいてきて何にでも立ち向かえそうな。

尾高さんはラフマニノフを得意としてらっしゃるそうなんですが、納得。
名演だと感じました。


ちょっと、涙腺もゆるみつつ、
音楽にたくさんエネルギーをもらい明日からもがんばれそうな気がして、
初夏の渋谷を気持ちよく帰りました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も!! (おさと)
2010-05-11 20:49:46
私もその演奏会聴きに行ってました!!
すばらしい演奏でしたよね!!
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まあ! (たぞえ)
2010-05-12 23:43:41
<おさとさま

そうでしたか!
聴いた方がコメントくださるなんて、とてもうれしいです!ありがとうございます!

ブラボーの声もかなり飛んでましたよね。

甘いけど健全な雰囲気がして、
私はとても好きな演奏でした。

尾高さんのオペラとかも聴いてみたいです☆
尾高さん
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Unknown (89)
2010-05-13 10:15:52
こんにちは。

代々木公園いいですよね。たまに通り抜けます。
特に新緑の季節は癒されますよね。
桜の季節も綺麗だけど、人が多すぎて・・・

高層ビルなんかの高いところから見下ろすと、
代々木公園って意外と広いのが分かるんですよ~
まさに都会のど真ん中に出現した森って感じ。
ランチしながらそれを眺める・・・
そんな、都会の森ならではの楽しみ方もお勧めです!!

ではでは。
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通えるっていいね (たぞえ)
2010-05-16 01:00:20
<89さま

いいねぇ、あそこを日常的に使える環境の人は。
ほんと、広いよね。マークシティから見ても巨大だったもんね。
木々も大きいから木陰も広くてステキ。

バラが咲いたら絶対いこうっと。
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