パンの笛

昨日は、神奈川県立音楽堂で行われた「横浜清風高校吹奏楽部・ムジィークコレーゲ横浜ジョイントコンサート」の司会とナレーションを担当させていただきました。

第一部の清風ブラスの音楽は、さわやかさあふれるフレッシュな演奏☆

今年の吹奏楽コンクールの課題曲「ブライアンの休日」、マーチ「晴天の風」を
軽やかに演奏したかと思うと自由曲の「シダス」では、深みのある演奏を聞かせてくれました。

私がナレーション共演したのは、ムーケ作曲の「パンの笛」という曲。
たまたま手にした葦を吹いた羊飼いパンのお話から、木管楽器、金管楽器、打楽器の成り立ちとともにその音色を紹介する、かわいらしいお話です。

楽器を紹介するということは、当然ソロもたくさん。

言葉との掛け合いだから指揮もしっかり見なくちゃいけなくて、
先日学校でおこなったリハーサルの際は、みなさんの必死さがびんびんと伝わってきてがんばってるなぁ、と感激したものですが、
さすが、伸び盛り
本番は各パート余裕のソロを聴かせてくれて、背中に音を感じながら
「やるなぁ」と共演者として感激。
刺激的に、大変楽しく語ることができました。

第二部はムズィークコレーゲ横浜の皆さんの大人の演奏。

今回、横浜清風高校を指揮・指導している安保國重先生のこれまでの門下生の皆さんが母体となって音楽を楽しんでいる仲間（ドイツ語で”コレーゲ”）です。

日頃、お仕事も家庭もあるみなさんが音楽のために結集させる力はすごく、
渾身の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞かせていただきました。

第三部は文字通りの’ジョイント’コンサート。

安保さんは「高校生は大人の音に追いつこうとがんばり、大人達は、高校生の実力に驚いて負けじとがんばるんだよね」とおっしゃってましたが、
120人という数はフルボリューム、というだけでもすごいのに、
みんながみんな、そんな「化学反応」を起こすものだから、
本当に素晴らしい音でシベリウスの「フィンランディア」を
聞かせていただきました。

コンサートの大成功は、何より皆さん自身が、よくわかっていらっしゃったようで、帰りがけには大勢の生徒さんに満面の笑みで
「ありがとうございました!」のお言葉をもらいました。

（コレーゲの皆さんとは、楽しくしゃぶしゃぶ打上げをしました!）

こちらこそ、素晴らしい演奏ありがとうございました!