言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

十三参り

2022-04-18 06:20:00 | 日記
昨日は長女の十三参りに行ってきました。

十三参りとは、数え年13歳の男女が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊とする寺社へお詣りする行事です。

そのような神社は近くにないので、学問の神様を祭っているとされる近くの神社に行ってきました。

十三参りには、13歳まで無事成長したことを感謝し、心身ともに大きく発達するこの時期に、立派な大人となれるよう祈念する意味合いがあります。

ほかにも、13歳の厄を払う意味合いや、生まれてからの干支が1周し、昔でいう元服の年齢になることから、人生の節目を祝う成人式のような役目もあります。

また、無限の知恵と慈悲を持つという虚空蔵菩薩を詣でることで、知恵を授かるといったいわれもあり、このことから十三参りを「知恵詣り(ちえまいり)」や「知恵もらい」と呼ぶこともあります。

娘は大人の着物を着て行きました。




十三参りでは昔の写経を奉納していた参拝方法に倣って

一字写経を奉納します。

昨日は正式なご祈祷は依頼しなかったので、

娘の好きな文字を絵馬に書きました。

娘は“優”を書きました。

私が12歳の時

父親に京都に連れられ十三参りに行きました。

私は“夢”と書きました。

父親から「もうお前は元服の年齢になった。責任のある大人の一員と自覚しなさい」

と言われました。

そして渡月橋を振り返らずに渡りました。

娘は境内の鳥居を出るまで振り返らずに歩きました。

私は父のような言葉をかけませんでした。

何故“優”の一文字か聞いてみると

友人に優しくできない時があるからと。

本当に優しい人になってくれて感謝です。
今まで無事に成長してくれて感謝です。