私は訪問で言語聴覚士をしています。
昨日の夕方、体力向上、気分転換を目的に屋外歩行訓練を行っていました。
古い街並みを高齢者と歩いていると様々な事を教えてくれます。
「ここの商店街は昔は車が通れないくらい人が多かったんですよ」
「ここのお酢屋さんは私が生まれる前からやっています」
私の知らなかったことが沢山あります。
話しながら歩いていると
私の前の職場のデイサービスの送迎車が通り過ぎました。
私に気付いて手を振ってくれました。
仕事が終わり、自転車で帰宅途中、ご利用者の家の横を通りました。
すると畑仕事をされていました。
足の悪い方なので心配となり話しかけると
作業用の椅子を使い、安全に気を配り、沢山汗をかいて作業されていました。
普段、洋間で訓練をしている時とは雰囲気が異なり、イキイキとした生活感が漂っていました。
病気や怪我はその人の一部であり、その人は地域で暮らしている。
私も同じ地域で暮らしている。
住んでいる地域をリスペクトして愛情を感じながら
地域で暮らす高齢者を地域でサポートする大切さを感じました。
私より高齢者の方が自分が住んでいる地域に愛着はあります。
地域に住んでいる高齢者が1番安心できる場所で、本人が望む場所で最期を迎えられるように支援したいです。