言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

地域で暮らす

2021-06-15 06:25:00 | 日記
私は訪問で言語聴覚士をしています。

昨日の夕方、体力向上、気分転換を目的に屋外歩行訓練を行っていました。

古い街並みを高齢者と歩いていると様々な事を教えてくれます。

「ここの商店街は昔は車が通れないくらい人が多かったんですよ」

「ここのお酢屋さんは私が生まれる前からやっています」

私の知らなかったことが沢山あります。

話しながら歩いていると

私の前の職場のデイサービスの送迎車が通り過ぎました。

私に気付いて手を振ってくれました。


仕事が終わり、自転車で帰宅途中、ご利用者の家の横を通りました。

すると畑仕事をされていました。

足の悪い方なので心配となり話しかけると

作業用の椅子を使い、安全に気を配り、沢山汗をかいて作業されていました。

普段、洋間で訓練をしている時とは雰囲気が異なり、イキイキとした生活感が漂っていました。


病気や怪我はその人の一部であり、その人は地域で暮らしている。

私も同じ地域で暮らしている。

住んでいる地域をリスペクトして愛情を感じながら

地域で暮らす高齢者を地域でサポートする大切さを感じました。

私より高齢者の方が自分が住んでいる地域に愛着はあります。

地域に住んでいる高齢者が1番安心できる場所で、本人が望む場所で最期を迎えられるように支援したいです。