【将棋界で一番長い日】
今年は仕事の都合上終電で千駄ヶ谷に行こうかと思ったんですが、いけませんでした( ´_`)ムゥ……ネット観戦と衛星放送いう強い味方が居ますが、やっぱりリアルに現地の空気で体で体感したほうが、こういった大勝負の場合なにか感じるもの、得るものが大きいような気がします。
まず、個人的な予想を言わせていただきますと、佐藤陥落。久保残留。挑戦者はプレーオフ。こんな展開が一番個人的には好ましいですwまず現役のタイトルホルダーが陥落!!これはかなりの衝撃でしょう。まあぁただ単に久保先生に残留して欲しかったと言ったほうが正しいのかもしれませんがw
でもねー竜王戦では敵視してきた佐藤二冠ですが、正直佐藤先生のココ最近の将棋は好きです。なんていうか常に新しいものを求めて、可能性を追求してる感じがするじゃないですか☆黙って局面だけ出したらT師範に「冗談よしてくれよw!!」と一蹴されそうな力戦を沢山指してくれています。なもんで、振り飛車党が降級争いに加わっていなかったら佐藤二冠大先生を応援しているところでした。
まあぁ現時実は厳しいですよねー。
BSの中継を深夜見ていて久々に感動しました。人間が脳みそをフル回転させてどれが正解かわからない。間違えたら負ける、でも間違えないとはかぎらない。
佐藤二冠の今にも泣き出しそうな、苦渋の表情。対照的に平静を装っているかのようだが、落ち着け!とまるで自分に言い聞かせているかのような木村八段。
まさに人と人との戦いって感じでした。将棋の面白さを、難しさを、メディアを通してファンの方々、また将棋をしらない方々でも、あの感動は、鬼気迫るものは伝わったのではないでしょうか。
実際みえてないし、そんなもの存在するかもわからないですが、なんていうのでしょうか、気迫といおうか、オーラといおうかそういった類のものが感じられる程、画面に釘付けになってました。拳を握り締めて前傾姿勢で口を真一文字に結び、心の中で「木村!!ガンバレ!!負けるな木村!!」思わず叫んでました。
結果はご存知の通りですが、是が銭の取れる将棋だと思いました。
内容は高度すぎて解らない人でも、十分興奮して楽しめたし、内容が理解できる、あるいは理解しようとしているレベルの人なら尚更楽しめたのではないでしょうか?
誤解を招かないように書いておきますが、銭の取れる将棋と、銭を稼ぐ将棋の差は各人ご意見があると思いますが、これは俺の見解であり、一個人の意見であって全てではないことをあらかじめご了承ください。
俺の言う銭の取れる将棋は一言で言うなら「魅力のある将棋」です。例えるならば、飲食店に入って、その店の空気、外観内装、定員の接客態度、言葉使い。そういった総合的な見聞から料理の評価は下されると思っています。
その飲食店の料理は将棋ですね。内容です。妙手やポカ色々在るでしょうが、内容の難しさや面白さは食べる人の評価、味の感じ方で変わってきてしまいます。
ここで言う空気等々は将棋で言うなら盤外全般です。料理は将棋の内容そのもの。
両方がよければ、また来たいと思うでしょう。それがその店に惹かれる一因になることは間違いないはずです。もちろん料理の品目の好みは各人ありますけどねw
銭を稼ぐ将棋っていうのは、ようは空気もなんもなし、定員は機械的にいるだけ、とりあえず、品物をだして売れればいい。そういった店は流行らないしまた行きたいとも思いません。
ですが、じゃあ魅せる気がある棋士と無い棋士がいるかと言えばそんなことはなく、皆一様に一生懸命闘っているのです。佐藤ー木村戦のように画面から見ているだけで銭が取れる将棋もあるでしょうが、ただ見ていてもつまらないし、解らないって将棋は沢山あると思います。そういった将棋、対局の魅力を最大限に引き出して伝えるのが、演出のしかたであったり、魅せ方だと思います。雑誌、ネット、動画、関わらず撮り方、書き方、ての加え方でどうにもできるはずです。
後半になっていいたいことが旨くまとまらないのでwここらへんで打ち切ります今日はココまで!!
【M五段】
M四段が一日に二局詰みを逃れて逆転勝ちしたという記事を読んだ。
当人はつき過ぎてこわいと言っていたそうだが、考え方一つである。こうは考えられないだろうか?彼は今年俺と同じ「本厄」である。ホンヤクとは一説には自分の身のまわりの人に多大な災難が起こりうる場合が多いぃと聞く。
つまり、この場合W八段とK六段がその災難に見舞われたと考えればよいのではないだろうか?まあこじつけてき考えですがね。
そういえば、全然関係ないけど、大山先生から中原先生が名人を取ったときも、渡辺先生が佐藤先生の挑戦を退けたときも、「中飛車」でしたねwこれもなんかの因果だろうかw