世直しあるある探検隊が行く辛口雑記帳
天誅乙女の詩



黒幕―昭和闇の支配者〈1巻〉

大和書房

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小学生の時、『ロッキード事件』なるものが世間を騒がし、田中角栄、小佐野賢治、コーチャン等々面々がテレビによく映っていたことを未だ覚えている。この本は児玉誉士夫の生き様を描いたノンフィクションである。福島県安達郡本宮町生まれ不遇な少年、労働者時代を経てやがて右翼運動に傾倒してゆく。刑務所時代は読書に励み相当お勉強したようだ。海軍航空本部の物資調達機関いわゆる児玉機関の長となったことから出世街道を歩き始める。中国で得た大量の物資を終戦の混乱の中で隠匿する。このダイヤモンドを含めた巨万の富を背景に岸信介、鳩山派を助け、政財界に人脈を築く。また、稲川聖城との深い付き合いからも黒幕として十分な貫禄を得た。財界に起る揉め事調停の第一人者となる。いつの時代でも人脈を築くということが大事なのです。

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しょっぱなから暗ーい画面でサスペンスを感じさせます。バチカンのある組織、殺し屋、裏切、ジャン・レノの役割とは何か?その辺の関係が分かりづらいです。また、キリスト教に関する予備知識として、シオン修道会、テンプル騎士団、聖杯、マグダラのマリア等は調べておいたほうがいい。先日TVでダビンチコードの特集をやっていたが、コチラのほうがダビンチが埋め込んだ暗号の検証が詳しく行われていて真実味があった。映画のほうはテンポが速くさらっと流れるのでキリスト教になじみのない日本人にはやはり予備知識が必要であろう。聖杯を探す逃避行の末にたどり着いた場所は?なぜ聖杯を狙うのか?ラストシーンの意味は何か?見る価値は十分にあります。お薦め度★★★★★

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