四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。
風花のひとひらあとは白い雲
雪止めば繊月更に冷たくて
遠会釈マスク冬帽誰かしら
寒波襲来心まで閉ざさるる
目にあてがう十指にひとつづつの冷え
子の帰る赤い尾灯や雪激し
明日も雪とりあえずスイーツ旨い
熱き湯に顎(おとがい)しずめ雪の夜
水仙やきらりきらりと日を零す
おちょぼ口ひらきぺちゃくちゃ水仙花
雲を掃く箒めきたる裸木かな
稽古終え駆け来る破顔冬日和
山茶花の花びら零し安堵かな
寒晴見あぐ遅々と行く機影かな
久しスタバマグがよろし冬深し
大寒の大地影なししづかなり
くれないの冬芽ふくらむ鬼門隅
冬萌や夕暮れどきに日の射して
行く雲や寒夕焼の紅のせて
冬木立木曜という長き刻