

久し師と挨拶だけの初稽古

あれやこれ拍子抜けかな小正月


(画像お借りしました。)
松取りて普通の家となりにけり
先週から、再開するはずだった
中一の孫娘の書道教室。
小学校から六年間、習った先生に又教えて貰いたいと、急に言い出した昨年暮れ。
気まぐれだろうと思っていたら、本人は、至って真面目、本気。
新年から始めると言う。
初日は、先週土曜日だった。
ところが前日の夜中から、突然の嘔吐と発熱。
(熱は40度まで上がり、結局冬休み最終三日間と始業式まで体調は戻らなかった。)
書道は、初日は行けず、本日が最初の稽古日。
中学生は、今までと違う公民館が稽古場。
二駅先の場所となる。
送迎は、当分は私の役目。
書道の先生は、何故かウマが合う。
少し楽しみにしていたばあば。
時間ちょうどに、公民館駐車場に着いた。
すると隣りの駐車場に、見覚えのある車。
孫がすかさず、「あっ先生!」と言う。
タイミングいいねぇ。なんて言いながら、マスクをして車から降りようとすると、一足早く、先生が降りこちらに、早足で来られる。
マスクからの眼差しがなんとなく弱々しい。
「すみません。連絡ができなくて
…実はちょっと前から体調が悪くて。コロナではないと思うんですが。今日は、教室休みにしました。」
あらあら、きっとお疲れが溜まってたんですね。大丈夫ですか。
体調が悪いのにわざわざ、ここまで来てくださって申し訳ない。
「**ちゃん、久しぶり。又頑張ろうね。お手本持ってきてるんで
見ておいて。」と今月の冊子を孫に手渡す。
早々に、挨拶を済ませ、又よろしくお願いします。お大事に。と先生の車を見送った。
なんだか拍子抜け。
孫も、又仕切り直しか、力が抜けたとがっかり。
午前中、イラストを描き、書道が終えたら、仕上げて色も塗る予定だった、ハウルとソフィ。
今日は、朝から手伝いも早く済ませ、絵も描きたくて、調子がいいんだと言っていた孫だったが…
やる気が失せたよう。
書道のお手本も、行書の五文字。
ぐっと、レベルがあがっている。
硬筆、毛筆共に、最後に取得した「段」より一つ下から始めることになるという。
中学からは「一般」の部となるらしい。
出鼻をくじかれた格好だけど…
まぁあまり気負わず、楽しみになるくらいの書道。
書道がやっぱり好きなんだ、と言った12月のあの時の気持ちのまま、進んで欲しいな、と願っている。