蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

彼岸桜

2023-03-11 23:52:00 | 日記













       彼岸桜 稽古終えし子に 優し

















       美しき 彼岸桜 混乱の日に














       星の見えそうな あお空 犬ふぐり














       ふらここや 空っぽにしたい 心






孫娘の書道教室がある、公民館の駐車場の奥に、桜が咲いている。
驚いた。先週は全く気づかなかった。
稽古を終えて、玄関から出てきた孫も、綺麗だねぇ!とスマホで激写する。

気がつかなかったね。先週。
と言えば、「先週は凄い雨で、すぐに車に乗ったからね。」
そういえば、そうだった。

彼岸桜、としたが、本当のところわからない。(笑)
ソメイヨシノのわけはなく、河津桜や十月桜ではない。と思う。

淡いピンク色が可愛らしい。
葉が出始めてる枝もある。

横の神社の敷地にある、ブランコなどの遊具で、今日は子どもたちが、結構遊んでいる。
暑いくらいになった今日。


朝八時過ぎ、義母の施設から、「入院先が決まり、今搬送されました。」と連絡が入った。

二時間後、再度施設から、「すぐに病院へ行けますか?
検査結果で、脳の出血が見られたので、ご家族を呼ぶようにとの事です。」

夫と二人急ぎ、車で10分程の総合病院へ向かった。

昨夜の話しで、誤嚥肺炎だなは薄々わかってはいたが…。
まさか。

すぐに、脳神経外科の医師から、説明を受けた。

右側に大きな血腫が見られる。硬膜下血腫です。

骨と右脳の間に、おそらく徐々に出血していき広範囲になりその部分が右脳を押し左脳を圧迫している。意識が混濁しているのはそのせいです。
高齢なのでリスクが大きい、手術の途中での急変が多いに考えられます。手術はおすすめしません。
それから、誤嚥性肺炎については薬投与で対応します。これも正直どこまで回復するかわからない。
急変の可能性はこちらもあります。

自分たちだけで、手術はしないとは決められない。弟たちにも聞いて決定します、と伝え、夫は義弟たちと電話で長い事話していた。

義弟たちも、手術はしないと結論つけたようだった。

一応の処置を施された義母に、やっと会えたのは、二時間近く経ったころ。
目を閉じて、さほどは苦しくなさそう。寝息も穏やか。
熱も少し下がっているようす。 
お母さん、と耳元で呼んでみるけど反応はない。

この後、PCR検査をしてから個室に入ります。と看護師さんから説明があり、入院の手続きなどをして、本日は帰っていただいて良いです。

帰宅したのは、一時半。
疲れた…なんて言ってられないのだが。(この日は、孫の書道教室は、娘(孫の母親)が送っていった。)

これからの日々を、正直あまり考えたくない。

医師の、「延命措置はしますか?
早朝3時から4時の急変は、大変多い。その時連絡しても電話に出ない方もおられる。
その場合は、病院は管を気管に入れ、心臓マッサージをします。
いわゆる延命措置ですが、後で、なぜそんな事をした。と怒る家族もいらっしゃる。
病院はそこからは管は抜けない。殺人になるからです。
なので、はっきりとご家族の意思を聞かせていただきたい。

夫は、「延命措置は望んでいません。」はっきりと告げた。




(いつも沢山のリアクションをありがとうございます。暫くブログは休みます。
コメント欄も閉じます。)




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卒業歌

2023-03-11 00:06:00 | 日記












       二年後は 我が為に泣く 卒業歌



   制服の 子らのお喋り 蝶の昼



今年から卒業式は、一年生二年生も、列席するようになった。  
コロナ以前が、学校行事にも戻りつつあるのだろう。

小学校の卒業式は、卒業生だけだった孫娘。
小四の三月から、突然二ヶ月越えの休校となった、この子たちは、当然、先輩の卒業式に出席するのは初めての事。

初めての、先輩たちの卒業式は驚きと感動でいっぱいだったよう。

「泣いちゃった。隣の男子が泣いて、もらい泣きして、また隣と後ろの子が泣いて。
卒業生が歌う(森山直太朗の)桜。にもう涙止まらなくてさ。」

お昼で下校のこの子を、迎えに行き、後は、以前の小学校からの仲良しさんと、小学校の先生に会いに行き、帰ってくれば、ばあばの家でずっとお喋りの、子たち。
制服は着替えないまま。(笑)


















       姑の不調 知らせる電話 春の雷



   目薬さす いつからか 春は鬼門





夕方、義母の施設から電話が入った。
正確には、数十分経って気づき、かけなおしたのだが。
夕飯を食べようとした矢先の事。

夜勤の介護士さんのようで、初めて聞く声。
義母の容体が悪いと、昼食の様子からを話してくれる。
あまり、食事もすすまず、夕飯の時吐いてしまった。
その際、吸引したと言う。
詰まらせたのだろうか。
急遽、かかりつけの看護師を呼び、聴診器をあてると、肺の雑音があり、37度5分の熱がある。
38度に上がったら、主治医を呼びますので。
と電話を切った。

夫は、早くも最悪事態を想定して、いろいろ考えているよう。

三月四月は、高齢者はきっと鬼門なのだと思う。
長く寒い冬を乗り越え、ふっと力が抜けるのだろうか。

母や伯母の事が蘇る三月、そして四月。桜の美しい頃…。

長男の嫁は、まだ体調が万全ではない。
心の準備も出来ていない。

お義母さん、もう少し頑張って下さい。
というのは、自分勝手過ぎるのかな。

(写真は、2枚とも、昨年三月に撮ったもの。)



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