松葉牡丹は、その名の通り松葉のような肉の厚い葉に、ボタンに似た花を咲かせる。
真夏の花。
朝、咲いて夕方早く閉じる。
日照り草という異名通り、日が降り注ぐ時花開く。
曇天、雨の日はもちろん咲かない。
「雨の降り“そうな’’時は咲かない。」なんて事も、電子辞書の歳時記に書いてある。
つまり今日みたいな、薄曇りで、たまに小さな雨がパラついたり、そうかと思えば、パーっと日が差す(こうなると、又大変な暑さ💦)日は、可愛い花をひらく。
風に花びらがひらひらなびき愛らしい。
もちろん、夏の季語。だけど我が家のは今も真っ盛り。
台風が来ている。今度は、前回の十一号と違い、コースもこちら直撃の可能性が大との事。
連休、ということがせめてもの救いかとも思うが。
で、松葉牡丹だが、今日は、雨は降りませんよ。予報は悪いが大丈夫ですよ。そんなに早く買い溜めしたり、家回り片付けたり…といわんばかり。沢山のピンク色がひらひら。
そして、スベリヒユの繁茂する一角に、なんと白い彼岸花が一輪。
こんな場所に何故?
見入ってしまう。一人が好きなんだよね。と話しかけてみた。
烏がやけに、騒がしい夕方だった。烏も台風が近いから、もしかしたら緊急避難場所、ねぐらをちょっと変えたかな?
台風兆す松葉牡丹の靡き
すくと立つ白彼岸花ひとりが好き
ねぐら変えたか鴉騒ぐ秋夕べ