秋光の空嬉しくて登校子
爽籟や鼻腔に甘き珈琲の香
えのころの穂柔らかや風かすか
一昨日あたりから、「おや?」と思う。
朝夕が、涼しい。
湿度も低くなっている気がする。
相変わらず日中は暑いが、それでも33度
週間予報を見ると、最低気温が25度を下回っている。
秋の気配をいち早く感じたのは、中一の孫だった。
25日から新学期が始まったのだが、始業式から5時間授業、翌日には、もう通常の6時間授業となり、土日が明ければ早や休み明け試験がある。
長い夏休みで、中学生活のリズムがリセットされ、さぞかしこの子は又キツイ思いで、重たい通学リュックを背に、重たい足取りで、朝の通学路を歩いているのだろう…
と勝手に、案じていたばあば。
土曜に泊まりに来た、孫の言葉に思わず絶句した。
絶句はちょっと違うけど、でも一瞬言葉が出なかった。
「朝ね、学校へ行く時、それから教室の窓から見る空。
綺麗なんだ!青がね、夏のと違うの、濃くなってるっていうか澄んでるっていうか。まだちゃんとした鱗雲や羊雲じゃないんだけど、白い雲もね、形が綺麗で、あー秋だ!って思って嬉しくなる。
これからどんどん秋らしくなって、冬が来てって想像するとワクワクする〜。私、秋が一番好き!」
なんという事でしょう。(大改造、劇的ビフォーアフターのナレーションが聞こえた!)
そんなふうに、新学期を迎えていたとは!彼女なりに季節の移り変わりを肌で感じ楽しんでいたとは。
嬉しくなって「凄いねっ⚪︎⚪︎は風情があるねぇ。」と言えば、孫「風情って??」
「風情って、情緒がある…うーん
四季の移り変わりを感じたり…する繊細な心…
(えっとσ^_^;違うか?スマホ検索するわけにもいかない💦)
日本人だねって事!」
ふーん、とあまりわからない様子。つまんない事言っちゃったなぁ。(ー ー;)
この日、誕生日が近いこの孫のプレゼントの「ヒント」が欲しくて、モールへと出かけた。
なんにも欲しいものがない、と言いながら、いろいろお店を見て歩く。
何にもないとはいえ、結構ある。(笑)年頃の女子は、やはり服やバッグが欲しいと判明。
わかった。誕生日楽しみにしておいて、と少し遅いランチを楽しむことにする。
孫、大好物のパスタとピザが美味しいイタリアンのお店に久しぶりに入る。
デザートのケーキとコーヒー。
その時、ふとコーヒーの香りが鼻を包む。まさにそんな感覚。
わー、コーヒーの匂い!(孫の前では下品全開)久しぶり!今日は嗅覚絶好調!
孫、「ばあば!声大き過ぎる!💢」とたしなめなれ、思わず身を縮める。(笑)
帰宅すれば、早や5時近い。
夫は飲み会が入り、孫とふたりの気ままな夕飯。
孫がしてみたい胡瓜のなんちゃらを、孫が作り、買って来たお刺身などの手抜き夕飯。
時間が余った分、ちょっとだけ近くを散策。
花は見つからなかったが、青々とした猫じゃらしを写メ。
もう、虫の声も聞こえる。
日がだいぶ短くなった。
季節は、もう秋。