先日、照れまんがコメントで「草津出身の山崎宗鑑の事が知りたい」とありましたので、少し紹介いたします。図書館の本に、いろんな方が描いた肖像画があります。
1465年生まれ、享年89歳とその当時ではかなりの長生きです。
晩年は、四国の観音寺市で過ごしたようで両市は提携して交流があるようです。観音寺市では彼を偲んで毎年秋に、俳句大会を開催しているようです。
~まん丸にいづれど長き春日かな~ ~門々の松葉や君が御代の春~
~風寒し破れ障子の神無月~ ~花の香をぬすみてはしる嵐かな~ …などの作品が有名です。
※照れまんさんへ…あまり詳しくは分かりませんでしたが、簡単に調べた事を紹介いたしました。
では、また…
俳句も載せて頂き、ありがとう御座います。室町時代の俳句は、初期のものなので、貴重ですね。
宗鑑さんは 長生きなのですね。一休さんと同じくらい。
宗鑑さんの宗の字が、師匠の宗祇の 宗 を貰ったのか、一休さんに若い頃弟子入りしたというので、一休宗純さんの 宗 を貰ったのか解りませんでした。
ではここで、けんじさん、宗鑑のやっていた「連歌」を一つやってみませんか?
連歌の発句が俳諧発句として独立していきますので、とても勉強になりますし面白いですよ。
私が 発句 の 五七五 を作りますので、ケンジさんは 脇句の 七七 を作ってみて下さい。脇句には季語は必要ありません。自由です。きつつきさんや他の方でもどなたでもいいですよ。脇句 七七 自由に作ってみて下さい!!
春
発句 真空の珈琲パック開けて春 照れまん
脇句 どうぞ・・・・
じゃ、また・・・・。
豆も感じる 光のシャワー
なんてどうですか?浮かんだらまた詠んでみます。
連歌
発句 真空の珈琲パック開けて春 照れまん
脇句 豆も感じる光のシャワー きつつき
きつつきさん、これはなかなかいいんじゃないですか。珈琲から 豆を連想して、パックを開かれた珈琲も春を感じている。豆と言うと、ソラマメなどの豆類も春になると、どんどん大きくなっていきますからね。野山や畑などに春の光のシャワーが生命を育てている。いいですね。きつつきさん、簡単でしょう!!
これは、GOOD ですよ~~☆
続きまして、
真空の珈琲パック開けて春
礼に香ばし待ち侘びたよと
封を切った瞬間、勢い良く空気を含んで袋が膨らんだかと思うとフッと良い香がします。春は特に?!
発句 真空の珈琲パック開けて春 照れまん
脇句 豆も感じる光のシャワー きつつき
発句 春の宵風呂に入らざる若者等
脇句
こういう風に、どんどん続けていきます。
最初の句が コーヒーにはお湯をいれます。脇でシャワーが出てきたので、二句目の発句は 風呂 を連想して出しました。
発想が近すぎても駄目。遠すぎても駄目。関連があって、意表を付いたり、逆に言ったり、洒落たりと、とっても面白いでしょう。
その弐 の方は
礼に香ばし待ち侘びたよと きつつき
この句、最初の「礼」は フダ、それとも、レイ と読むのでしょうか?
春の宵風呂に入りざる若者等
しくじり飲み干す蛇口の水と
なんてのは?
連歌…昨年「いつき組」で流行っていましたので大好きです。もっとも「いつき組」の場合は奇想天外な作品が秀作ってのが多いですが…
では、私もいくつか考えました。
①長方形のキッチンも春
②添ふことのなき時間はめぐる
③一輪の花 一語のごとし
④我も素直に謙虚に生きる
⑤それでいいんだそれがいいんだ
⑥不況に耐えて新春を待つ
⑦心に晴れ間、残しておこう
⑧幸せって何?今、考える
⑨庭先からのはずめる声す
⑩きのうと違う太陽を呼ぶ
…「いつき組」方式で七七を作歌しました。あの連中はもっと奇妙奇天烈な七七をくっつけますよ~
連歌、大好きですのでどんどんお題を出してくださ~い。
お忙しい所、照れまんさんのお題に挑戦していただきましてありがとうございます。
とてもいい七七でした。
明日もよろしくお願いいたします。
ケンジさんは連歌の経験もおありなのですね。
それで、短歌もやっておられるので、ポコポコ出来ますね~。素晴しい!!
10句の中から私好みのものを選ばせて頂いてよろしいでしょうか?
10句の中から、同じ単語の出てくるものと、以前見た感じのものを、横に置かして貰ってね・・・!
それで、独断と偏見で好きなものを一句選んでみました。
発 真空の珈琲パック開けて春 照れまん
脇 幸せって何?今、考える けんじ
なかなか、いいですよね。一杯の珈琲に至福の思い。ちょっと、短歌的??
自分で作るのは なんなんで気が引けるのですが、私も作って見ます。
発 真空の珈琲パック開けて春
脇 ハヤブサもどる砂を咥えて
その他には ② 違いの解る男になれず これは、コマーシャルから・・・。
③ 夜に驚く女のパック 同じ言葉のパックが出てくるので、没!
④ 鼻が振り向くカレー屋の前
こんな感じですね。
きつつきさんも ありがとう!礼 れい ですね。よく解りました。なかなかいいですよ。人のフンドシで相撲を取るようで面白いでしょう。
室町時代に栄えた連歌。みんなで作る連歌がだんだんと廃れていき、個人の技量が評価される俳諧の方が面白くなったのでしょうね。
でも、俳句には連歌の流れが活き付いていて、句会は、みんなで盛り上がって、ワイワイガヤガヤ楽しいですよね。
そういうことで、けんじさん 突然コメント蘭に句が並んでいたのでびっくりされたでしょう。ごめんなさいね!ありがとう☆
いえいえ…どんどん挑戦いたしますので、どんな五七五でもお待ちしています!