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書道 直庵(筆耕所)

春夜喜雨<一>


降る時をわきまへて降る春雨に濡れて夢みる庭の木々かな 丹人

ふるときを わきまへてふる はるさめに ぬれてゆめみる にわのきぎかな




春夜喜雨  
      杜甫

好雨知時節
当春乃発生
随風潜入夜
潤物細無声
野徑雲倶黒
江船火独明
暁看紅湿処
花重錦官城







*書:2009. 4.25 19:00 庵にて





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コメント一覧

あかひと
幸助姫
重ねての湖面渡うれし視野広く開くときくはなをうれしかり 丹人

四月二十七日 春夜<四>の書は
呉昌碩の行書を脳裏にほの浮かべて
書きたるも・・・

やや甘き線なるかな・・・?

頓首
お幸
行書で
今書いているのは
篆書ではなく行書ですが
篆書も拝見したい

行書のたっぷりした力強い線が
どうも出ません

呉昌碩は
篆刻も画も素晴らしい
才能に満ち溢れた方だったのですね

達人の丹人どのでも
10年単位ですか
半年ぐらいじゃ
合うも合わないもない・・・
ですねえ

丹人どのの書を拝見すると
狭~くなっていた視野が
ふっと開けます

楽しみにしています
あかひと
皆々様へ
アザミ姫

筆をもて書くが楽しき我なれば出来不出来またをかしくもあり 丹人

何枚書きても会心の作などなきも
ただただ書くが楽しければ^^

御言葉ありがたく拝受いたし候

頓首


幸助姫

十代はシャカシャカとする呉昌碩の尺牘(セキトク)好みし吾にありにけり 丹人

吾は行書の手初めは呉昌碩なりて
羲之に没頭するは二十代後半なり

姫の仰せなる呉昌碩とは
臨石鼓文
小篆の作品なるかな?

頓首


幽黙氏

たはむれに筆をとれればトボトボと杜甫の詩など口づさみつつ 丹人

文字は何でもよろしくて
ただただ
線を引きて時を刻むが喜びなり

頓首


しゅんけい姫

たまたまに本を開けばこの詩ありてはじめて書ける好雨知時節 丹人

姫のお心の深さに
ただただ
頭を低るるあかひとなり

頓首
しゅんけい
杜甫の・・・
「好雨知時節」杜甫
私の大好きな言葉で、今までもよく作品にしてきた言葉です。
好き雨はその降るときを知っている。

私なりの解釈では「啐啄同時」とも共通するような意味でとらえています。
必要な時にちょっと手助けをする、雨が必要な時にその雨が降る。素敵な言葉です。
相手が必要なものをその瞬間に理解して与えられるようになれたら素晴らしいと思います。
幽黙
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/
詩と戯れ
字と戯れ
雨と戯れ
心と戯れ
戯れ戯れて
たわわわわ
お幸
ただただ・・・
ため息ついて
拝見しています
これはまた
課題で四苦八苦した隷書
こうも軽やかに表現されて・・・
曹全碑がおられる

今は
呉昌碩で煮詰まっています
勝手なお願いですが
ひとつ
ご無理でなければ
一幅
拝見したく存じます
アザミ
味わい
おはようございます。

「雨」の字に
「春の雨」の味わいを感じ、
ほのぼのとした気持ちになります。

あかひと様の
書を拝見していると
その奥深さを学ばせて
いただいているような気がします。
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