4月の声を聞いた途端に今年も嬉しい花が咲き始めた。カタクリの花である。春本番の山野草では最も美しく感じる。我が家でもいろいろなところに植えているようだが土手で咲いているのを見つけた▼写真1にカタクリの葉を示す。1枚葉のものが2つある。カタクリはまだ若い1枚葉では咲かないと聞いている。確かにこの1枚波のものには花芽がない。写真2はまだ出来たばかりの蕾で咲くまでにはまだ3~4日を必要とする。これに比して写真3はまもなくの蕾である。朝にこのような状態であれば日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る▼写真4~6はすっかり咲いたカタクリの花である。咲いているものは全て2枚葉であることに気づく。濃い紫色と薄いものの2種類である。まだ他の場所にもあるようで楽しみにしている▼かつてはデンプンを抽出し片栗粉として調理に用いていたようだが精製量が少ないため、近年は片栗粉にはジャガイモやサツマイモから抽出したデンプン粉が用いられているようだ▼桜を代表に桃・プラム・杏など木々の花が咲き誇り、そして足元ではこのような草花が咲き揃う。先日のテレビでは”日本が一番、美しい時期”と言っていた。自然だけではない。”清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵会う人みな美しき”、与謝野晶子さんの有名な歌もある。
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