１ヶ月

東日本大震災から１ヶ月経ちました。

ものすごい長い時間がたったような気もします。でもきっと、あの時から何も動かなくなってしまった人もたくさんいるんですよね。時間がたつにつれて、もっともっと難しい問題が出てきています。‘生きている’だけじゃなく、‘生きていく’ために必要なことはなんだろう？私も、ちゃんと考えながら暮らしていきたいです。

最近になって「自粛ばっかりしてちゃいけない！！」という流れになってきました。このままでは日本の経済は停滞してしまうと。確かに「花見は自粛しましょう」なんて看板が公園に立ってたり、歓送迎会や結婚式まで延期になっているなんて、ちょっと行き過ぎな気がします。というより、そもそも「自粛」というのは誰かに言われてやるものなんでしょうか？‘上からのお達しで’あれも中止、これも中止、なんてなんかヘンです。

「気持ちがついてこない」などと泣き言を言った私ですが（少しづつ）それって、すごく個人的な感情でしょ？誰かに言われて、とか、なにかを気にして、とかじゃないワケで、本当に自分の心の問題なんです。‘自粛’ってそういうものなんじゃないんですか？

上の人が、まわりの人があれこれ言ったとしても、自分の気持ちがついてこなかったら、花見にも飲み会にも参加したくないかもしれない。同じように、旅行に行ったり、買い物行ったりすることも、自分の心が決めることだと思います。

TVに流れる惨状をずっとずっと見続けて、日本中のみんなの心が暗く沈んでしまったのも自然なことなら、きれいな桜の花に温かく明るい気持ちになるのもごく自然なことだと思います。自らの心のままに、日々の生活を楽しんで一生懸命暮らしていくのが今の私たちに大切なことなんだと思います。

そんな毎日の中で、心のどこかにこの震災のことを留めておいて、自分にできることをしていく。そんな姿勢でいたいです。

今日、スーパーでセリを買いました。そろそろ旬も終わりかな～と思いながら見たら、‘青森県産’と書いてあったので買うことにしました。ほんの小さいことですが、こういうこと、積み重ねていこうと思います。