市長は三たび、北総線値下げのための補助金の補正予算を会期ぎりぎりに提出。以下の朝日新聞の記事にあるように、採決されないまま流会になった。
今回は否決でなく採決を行わなかったので、市長が専決処分するのではないかと反対派は見ている。
これは賛成派による高度な作戦(ウルトラC)の可能性が高い。
反対派の残された道は市長の不信任だが、市長は不信任が可決されば市議会を解散し、同時に市長も辞任し、自らは市議会選挙に立候補する可能性がある。
北総線運賃問題 白井市、補助金案再々提出
2010年09月29日 朝日新聞 千葉版
北総線の運賃問題で、白井市は9月定例会最終日の28日、値下げの補助金を支出する予算案を提出した。その審議をめぐり、市議会は紛糾、深夜に及んだ。値下げは県や沿線自治体が補助金を出し合う枠組みを前提に7月から実施されたが、白井市だけが3、6月定例会で支出を市議会に認められなかったため、関連自治体などから批判の声が上がっていた。
この日、横山久雅子市長は、今年度分の補助金約2400万円を支出する一般会計補正予算案を追加提出。午後6時前から議案審議が始まった。横山市長は、値下げが実施され市民が恩恵を受けていることや、第1回の補助金支出について8月30日に北総鉄道から市に支払い請求書が届くなど、新たな状況の変化があったとし、「県や他の沿線市はすでに補助金を支出済み」などと理解を求めた。
混乱は、賛成、反対の討論に入り、午後6時20分すぎ、賛成派とみられる長野紘一議長が討論を申し出たのがきっかけだった。
市議会会議規則で、議長が討論した場合は、その議題の表決が終わるまで議長席に戻れないことになっている。岩田典之副議長は、すでに反対討論していたため、同様に議長席に座れない。休憩に入り、議会事務局が、こうした決まりを議会運営委員会で説明、仮議長を選挙で選ぶ手続きをとることになった。が、賛成、反対が伯仲し、最終的に採決に加われない議長席にだれがつくかで賛否が決まるため、仮議長に選出された議員は「自分も討論するので」と辞退を申し出て、空転が続いた。一方、反対派議員からは「審議未了で廃案になれば、横山市長が予算を専決処分する可能性も出てきた」との声も出てきた。
高額な北総線の運賃は、値下げ原資として、県と沿線6市が年間計3億円、京成と北総鉄道が計3億円を負担し、普通運賃を5%弱値下げすることで、昨年11月に合意書が交わされた。
だが、白井市議会の3、6月定例会では、議長を除く市議19人中10人が、公費負担や不均衡な運賃体系を不服として補助金支出に反対。関連予算が削除された。一方、北総鉄道側は「合意の枠組みが崩れれば再値上げせざるを得ない」との姿勢を示していた。
今回は否決でなく採決を行わなかったので、市長が専決処分するのではないかと反対派は見ている。
これは賛成派による高度な作戦(ウルトラC)の可能性が高い。
反対派の残された道は市長の不信任だが、市長は不信任が可決されば市議会を解散し、同時に市長も辞任し、自らは市議会選挙に立候補する可能性がある。
北総線運賃問題 白井市、補助金案再々提出
2010年09月29日 朝日新聞 千葉版
北総線の運賃問題で、白井市は9月定例会最終日の28日、値下げの補助金を支出する予算案を提出した。その審議をめぐり、市議会は紛糾、深夜に及んだ。値下げは県や沿線自治体が補助金を出し合う枠組みを前提に7月から実施されたが、白井市だけが3、6月定例会で支出を市議会に認められなかったため、関連自治体などから批判の声が上がっていた。
この日、横山久雅子市長は、今年度分の補助金約2400万円を支出する一般会計補正予算案を追加提出。午後6時前から議案審議が始まった。横山市長は、値下げが実施され市民が恩恵を受けていることや、第1回の補助金支出について8月30日に北総鉄道から市に支払い請求書が届くなど、新たな状況の変化があったとし、「県や他の沿線市はすでに補助金を支出済み」などと理解を求めた。
混乱は、賛成、反対の討論に入り、午後6時20分すぎ、賛成派とみられる長野紘一議長が討論を申し出たのがきっかけだった。
市議会会議規則で、議長が討論した場合は、その議題の表決が終わるまで議長席に戻れないことになっている。岩田典之副議長は、すでに反対討論していたため、同様に議長席に座れない。休憩に入り、議会事務局が、こうした決まりを議会運営委員会で説明、仮議長を選挙で選ぶ手続きをとることになった。が、賛成、反対が伯仲し、最終的に採決に加われない議長席にだれがつくかで賛否が決まるため、仮議長に選出された議員は「自分も討論するので」と辞退を申し出て、空転が続いた。一方、反対派議員からは「審議未了で廃案になれば、横山市長が予算を専決処分する可能性も出てきた」との声も出てきた。
高額な北総線の運賃は、値下げ原資として、県と沿線6市が年間計3億円、京成と北総鉄道が計3億円を負担し、普通運賃を5%弱値下げすることで、昨年11月に合意書が交わされた。
だが、白井市議会の3、6月定例会では、議長を除く市議19人中10人が、公費負担や不均衡な運賃体系を不服として補助金支出に反対。関連予算が削除された。一方、北総鉄道側は「合意の枠組みが崩れれば再値上げせざるを得ない」との姿勢を示していた。