珠美子的博客    

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『笑顔の教室』(原題:新来的李老師)

2010年06月29日 | Weblog
陝西省の農村の小学校に 研修で赴任した李先生。(王寧)
彼女は この研修により 大学院入学の資格を得ることができるらしい。
彼女は 笑顔の教授法 という こどもたちがのびのび楽しめる授業を
実践する。 彼女の担当教科は 国語と 音楽。
まるで 遊びのように 教室を出て 野外で歌って、ゲームをして。
なるべく 普通語(標準中国語)を使う。
いいことずくめのようであったが、彼女の授業方法は、
従来型の授業をする女教師との軋轢を生み、生徒たちの
テストの成績も芳しくない。
自らこの小学校の出身者で、なんとか 廃校を免れたいと思う校長、
李先生に淡い思いを寄せる 同僚男性教師(韓会亮)、
一度は 彼女に反発した年増の女教師、みんなで 一致団結して
効果的な 教育法を探り、 実践していく。

都会の女学生が、農村の小学校で奮闘、田舎の素朴で愛らしいこどもたち、
という内容は、楊亜州監督の『張先生の大脚』を 髣髴とさせる。
音楽の使い方が コテコテで、ちょっとわざとらしいところ以外は、
主演の若いふたりも 溌剌としていて 楽しめる。
自然は なんとも壮大な美しさ。

日本でも ゆとり教育の弊害が言われる昨今、
やっぱり 小学校のうちは ちょっと厳しく お勉強したほうが いいですよ、
ってことですかね。
放課後に 遊べばいいし。
こどものうちって 勉強できるかどうか、って
机の前に 座っていられるか否かって ところもあるしねぇ。
説教くさくない 教育映画です。

主演の 王寧ちゃんは、
去年 伝媒大学表演系を卒業したばかりの新人。



とってものびのび  お芝居しているようでしたが
初主演は プレッシャーだったそうです。
飾らないかんじで 素直で かわいかった。


楊先生役の 韓会亮くんは、
現地採用かと思ったほど、田舎の先生役がぴったり。
でも 本人は 天津大学出身の俳優で、
あれは 役作りでした。

お顔は お魚系だけど、身体能力が高く、
姿勢もスタイルも良い。
27歳で 俳優のほかに 副導演(助監督)の仕事もしているそうです。

上映後の 講演の様子は

人民網 に載っています。

日吉電影節2010

2010年06月26日 | Weblog
私の母校 慶応義塾日吉キャンパスで
日本初公開の 中国映画 『笑顔の教室』の上映と 講演があります。
毎年 このイベントに尽力されていらっしゃる慶応高校の吉川先生に
いただいたお知らせから転載いたします。

日吉キャンパスは 去年 林望(リンボウ)先生の還暦を祝う会として
慶応女子高の同級生で集まった時 十年ぶりぐらいに行きました。
駅も 駅前もキレイになって スポーツクラブや コーヒーショップが
併設されて ずいぶんと近代的になっていました。
1年ぶりに また行ってみようと思います。
金曜日の午後3時だと お勤めの方は無理でいらっしゃいましょうが
行かれる方は ご一緒に行きましょう!


【上映・講演会(メインイベント)】
2010年6月25日(金)
慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館・藤原洋記念ホール
15:00~ 上映
『笑顔の教室』(2009)日本初公開

【あらすじ】
都会の大学を卒業したばかりの李先生がやってきた。赴任先は廃校寸前の田舎の小学校。
彼女が思いついたのが「笑顔教育法」。型破りな彼女の教育スタイルは果たして周囲に受け入れられるのか?
2010年 国際ファミリー・フィルム・フェスティバル(アメリカ)最優秀コメディ映画賞受賞

16:45~ 講演(90分予定)
☆ゲスト
斉為民(『笑顔の教室』プロデューサー)
王寧(『笑顔の教室』主演女優)
韓会亮(『笑顔の教室』出演俳優)
河井真也(フジテレビ・プロデューサー、塾員)
前田知恵(女優、北京電影学院卒)
田中文人(東京国際映画祭・作品部、ドキュメンタリー映画監督)
※上映作品をめぐる中国国内での配給状況などをきっかけとして、
中国大陸でのコンテンツビジネスの現状や日本のコンテンツの持つ可能性、
そこから見える今の中国社会や文化状況について、
映画製作の第一線に立つゲストに語り合っていただきます。
※定員 : 500名 参加無料 ・ 事前申し込み不要
※満員の場合は入場をお断りする場合があります。お早めにご来場ください。



6・25 追記
上記の電影節に 行って来ました!
うしろに見える建物(左側の低層のほう)が会場の協生館です。
ペンマーク(慶応の校章)がカワイイ。
サッカー観て 寝不足でしたが 行ってよかった♪
上映作品・講演につきましては また書きます~