珠美子的博客    

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37年ぶりの再会

2007年10月29日 | Weblog
私にとっての東京国際映画祭は、毎年 中国映画観まくり週間。
そんななかで 『赤頭巾ちゃん気をつけて』鑑賞は、
いろんな意味で楽しかったです。
ほんとは こそこそっと観にいって そそくさと帰ろうかなと
思っていましたのに、事務局のご好意で 主演の岡田裕介さんとお客様に
ご挨拶させていただきました。
亡くなられた森谷監督の奥様にもお会いできて うれしかったです。
お嬢さんは すらっとして綺麗な人。
東映の社長にして、この映画祭の実行委員会会長であられる岡田さんの
映画上映なので、客席には 映画人ぽい その世代のおじ様でいっぱいでした。
映画自体は、ある時代 たしかにあった東京を描いていて、
風俗や 学生運動など 私より 10歳ちょっと上くらいの東京の高校生の
気分が伝わってきました。
作品公開時は、「フリーセックスやセクシャルな内容を子供に見せてはダメ」
ということで、自分の出番以外は見せてもらえなかったのかな。
その後 24,5歳の時に、母と並木座か 文芸座に 観にいった。
この時は、早熟で理屈っぽいその時代の高校生と、
ノンポリでなんにも考えていない20代の自分が同世代のように感じた。
もう芝居を始めていたので、子役の自分と 薫くんの台詞のヘタさに
びっくり した。
そして 月日は流れ、今回、薫くんは 自分の息子のような年齢に
なってしまった。
確かに 台詞は うまくないけれど、声はかわいいし、
表情の演技は 非常に的確、品が良くて 坊ちゃんぽくて
役にぴったり。当時この映画が ヒットした理由がわかった気がしました。
「夜明けのコーヒー飲もうよ」とか 往時の台詞には爆笑。
不良の溜まり場みたいな部屋で、薫くんのとなりで
ソーセージを齧っていたロンゲのヒッピー役は、
朝比奈尚行さん。
2002年に 新国立劇場の芝居『三人姉妹を追放されしトゥーゼンバフの物語』で
ご一緒させていただきましたが、37年前とあんまりお変わりない。
終映後のトークショーに 登壇された 主演の岡田さんは、
見た目は 思ったほど お変わりない。
が! 声が 全く違っていました。
声ってそんなに 変わるものなのね。
ま、私も変わったものなぁ。
岡田さんには 私がご挨拶することは シークレットだったのですが、
すぐにわかってくださって、びっくり。
40過ぎて基本的に こどもの頃と同じ顔。
これって どうなんでしょう。
お会いできてうれしかったです。ありがとうございました。

監督さんは美男美女

2007年10月26日 | Weblog
今年の東京国際映画祭は、中国映画が 別枠の中国映画祭になったこともあって、
中国映画は少なめ。
それでも
『雲水謡』『スーツケース(箱子)』『シャンハイレッド』『鳳凰 わが愛』を
観ました。
これから あとふたつ『さくらんぼ 母の愛』『思い出の西幹道』を
観る予定。
写真は『スーツケース』の王分監督。
おめめぱっちりでかわいいです。まだ20代の若さ。
それなのに 映画は 虚と実が交錯する、中年夫婦の閉塞感を描いたもの。
どうしてこの若さで こんな主題に目が行き、
それはまぁ 的確に 描けるのか不思議に思いました。
まぁ 想像力の問題なんでしょうけど、
それにしても。
疲れた中年男の主人公を演じた 呉剛さんは、
北京人民劇場の俳優さんで、
舞台劇『非常麻将』の日本公演(初演)のときに お知り合いに
なりました。
私の北京留学中も 北京人芸の芝居にしょっちゅう出ていた。
ちょっと くたびれた 目のクマの感じが
この役にぴったり。
・・・と 思っていたら 監督さんも ティーチインで
同じことを 言っていて 苦笑。
あまりにも おもしろかったので、北京の呉さんの携帯にメールしたら、
観てくれてうれしい、ってお返事くれました。いい人。
太った奥さんの役の女優さんは、
9月に観た『警察有約』で警察署長をやっていた女優さん。
こんなに 中国映画をみていると、
だんだん お知り合いの俳優さんも増えてきたなぁ。

『鳳凰 わが愛』の監督、金チェヌさんも39歳で ハンサムです。
この映画では 留学中のクラスメートだった日本人朋友、

長谷川樹子さんが、中井貴一さんの現場通訳をやっていたので、
はやく観たかった。
オーソドックスな 中国第五世代ようなの作品の中に
日本の中井貴一さんが 入り込んでいるのは
ちょっぴり不思議な気持ちがしましたが、
違和感は無く、中井さんや スタッフの真摯な取り組みが
伝わってくる映画でした。

それにしても、美男美女なのはとにかく、
監督さん 私より年下が 増えたなぁ。
私も いろいろ がんばらなきゃ。

夜の上海

2007年10月23日 | Weblog
東京国際映画祭が始まったら ぜったい 観にいかないだろうなぁ、
と思って眠い目をこすりつつ、
東武練馬のシネコンに観にいきました。
ビンボーな私は、もちろん水曜レディースデー。
先に見た方が、あんまりおもしろくない、とおっしゃるので、
覚悟していたからか、ハードルが低かったのかしらん、
けっこう最後まで飽きることなく、
ときに涙ぐみながら 観ました。
これって 主役のふたり(もっくん&ビッキー・チャオ)が恋するわけではないのね。
恋には至っていない。
私が 涙ぐんだのは、ビッキーが 片思いしている自動車修理工の
デュラン・グオに、あんなにアピールしているのに
女として見てもらえないところ。
もう周囲の人全員に ばれちゃうような スキスキ全開ぶり、
相手の男も 普通に親切だけど、あくまでも <友だち>。
中国語で言うと、男朋友ではなくて 好朋友。
友だち以上になりたい男子に、「きみは、いい友だち」を連発されちゃうのは
悲しいなぁ。40歳過ぎて こんなところに 妙に感情移入しているのは
私だけでしょう、きっと。とほほ。
どうしても この映画を 映画館で 観たかったのは、
留学していたときのクラスの子が出ているから。
竹中直人さんと やりとりする婦人警官の役。
写真の ジャン・シンイーちゃんは、中央戯劇学院表演系2001年級の
クラスで いちばん コンスタントに仕事している。
私が もしも 20代で 留学していたら、
中央戯劇学院の かわいい女優の卵たちに、はりあったりしたかも
しれないけど、40過ぎての留学では、もう完全に土俵が違うので、
私は クラスの子に対して ステージママのような気持ちでした。
みんな もうかわいくて。
その中でも シンイーは さっぱりして性格のいい子で
大好きでした。顔なんて ありえないほど小さいし、華があって。
美人の彼女が メロドラマをやると、トゥマッチになってしまうけれど、
今回みたいな コメディタッチの芝居は 高感度大。
制服姿も凛々しく 出番は少しなのに とても印象的でした。

要チェック!NHKBS2衛星映画劇場

2007年10月16日 | Weblog
10月24日から NHK衛星第二(BS11)で、中国映画を放送します。
東京国際映画祭期間で そちらに通うことになりますが
留守録しなきゃ。

衛星映画劇場 小さな中国のお針子 2002年・フランス BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE
10月24日(水) 午後9:00~午後10:52

NHKアジア・フィルム・フェスティバル モンゴリアン・ピンポン 2005年・中国(内モンゴル) MONGOLIAN PINGPONG/緑草地
10月25日(木) 午後9:02~午後10:48

NHKアジア・フィルム・フェスティバル 孔雀―我が家の風景― 2005年・中国 PEACOCK/孔雀
10月27日(土) 午後8:05~午後10:28

衛星映画劇場 天上草原 2002年・中国(内モンゴル) 天上草原/HEAVENLY GRASSLAND
10月30日(火) 午後10:00~午後11:51

私は全部観ていますが
日本語字幕の保存版が欲しいので 録画しましょうっと。

『小さな中国のお針子』(原題:小裁縫)は
東京公開時に渋谷のbunkamuraで観た。
へんぴな田舎の女の子が インテリ男子に啓蒙されて
外に向かっていく、というお話も 啓蒙フェチの私には好ましく、
主演の三人もかわいい。

『モンゴリアンピンポン』は 東京国際映画祭で観ました。
実際 内モンゴルに行ったことある身としては、
いくらなんでも ピンポン玉を知らない子供はいないんじゃないの?と
思ってしまいました。(遊牧民のパオでも 自家発電してテレビを見ていたし)ニン・ハオ(寧浩)監督は、このあと大ヒット作『クレージーストーン』を
撮っています。


『孔雀 我が家の風景』は、
お仕事の関係で 試写を見せていただきました。
名カメラマンとして名高いクー・チャンウェイ(顧長偉)監督の初監督作品です。
主演の張静初は、中央戯劇学院の 導演系(演出クラス)卒業。
おととしの埼玉映画祭で会ったけど かわいかったー。
(観てないけど)ハリウッド映画にも出ました。

『天上草原』は、北京で 主演のニンツァイさんナーレンホアさんと
お友だちになって、中国版DVDを買って観ました。
日本語字幕で見たこと無いので うれしいです。
おふたりは この映画の共演をきっかけに 結婚したのね。

たのしみです。

PS・ミッキーのテンプレートが 急に使用停止になってしまった~
なんて突然な。版権の問題かな。大好きだったのに。
無難なバラのテンプレートにしてみましたが、改行は読みやすくなりました。
でも ミッキーミニーがいいよぉ。