昔家にあった足踏みミシン。そのミシン用の椅子は収納も兼ねていて、原付バイクのように、座るところがカパッとあくようになっていました。
裁縫道具と半端なボタンや端切れやりぼんなどが入っていたのですが、その中に、糸が切れた赤いネックレスがあって、それに使われていたビーズが、このネックレスにつかったものに似ていたんです。
だから、懐かしさを覚えながら作りました。もう、7~8年ぐらい前のことですが。
小学校低学年の私にとって、ミシンはまだ大人の使うもの。時々開けられる椅子のふたの中が気になって仕方ありません。でも、母のものを勝手に見るわけにもいかないし・・・。
時々見る赤いネックレスは、なんとなく秘密の宝物みたいな気がして、そのうち直してしてみたいと思っていたけれど、いつの間にか行方不明に。
あのネックレスは一体どこに行ってしまったのかなあ。