すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

実は出かけていた

2013-11-07 21:49:17 | 海へ
先週、小学生相手に仕事中、テキストの挿絵にあった恐ろしげな魚の画像。
(多分ウツボだね)

「何これコワイ顔~。」という生徒に、
「実はね~。先生こんな魚が一杯展示されてる展覧会行ったんだよー。」と脱線。

あまりに遅いご報告ですが、会期も終盤になって、出かけていました「深海」展@国立科学博物館。
夏休み終了後の平日ではありましたけれども、結構な混雑っぷりでした。

「ダイオウイカの実物見ちゃった。」と話したら、
「あたしも行ったよそれ。」と答える生徒一名、
「最近なんか巨大ダンゴ虫みたいな深海の生き物がはやってるんだよね。
 ぬいぐるみなんかもあるんだよね。」と答える別の生徒一名。

ドキッ・・・!
君が指摘した深海生物は、おそらくはダイオウグソクムシだな。
実は「深海」展ミュージアムショップでそのぬいぐるみ買いかけた良い大人がここに一人。
(結局は手ぬぐいにしておきました)
画像や動画で検索すると、不思議ワールドに出かける事ができます。

観客層はそれこそオールエイジ。
大学生らしき一団、若いカップル、孫を連れたご年配の方、老夫婦、
小さな子供連れのお母さんなど、まんべんなくいらしてました。

特徴的だと思ったのは、それぞれの展示物の前で皆さん語る語る語る。
それも楽しげに。

見せ方が上手で、実際の生物の標本・潜水艇から撮影したその生物の生きている姿、
パネルでの説明、ものによっては実物大の精巧な模型(ホルマリン漬けダイオウイカの上にぶら下がってた)
などなど、目線の高さにかかわらず楽しめる作りになっておりました。

潜水艇の模型や、日本が誇る探査船「ちきゅう」の説明展示(これが良かった!)、
小中学生の頃にこの展覧会に出会っていたら、根性出して理系に進んでいたのになあ。
いやぁ、JAMSTEC(独立行政法人 海洋研究開発機構)でお仕事してみたかったなあ。
なんて思ったりもしちゃいました。
ちなみに「ちきゅう」様は、海底下7000メートルの掘削能力を持っておられます。
地殻ぶち抜いて、マントルまで届くよね。

子どもの頃興味を持って色々と仕入れた海の世界の知識に、ン十年分の新発見+新学説の知識が加わって
とってもとっても楽しい展示物の数々でありました。


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