ケイシロウとトークアバウト

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ナニも語らない😬

2023-11-23 19:27:00 | 日記




画像は、
最強お花の香り四天王の一つ、
クチナシ。
六月頃に開花する。

この出来事は、
今から四年前へと遡る。

とある駅前に、
古くから営まれている花屋があった。
かつては、
花は、
多くの人がそれぞれの目的で手にしていた人気商品やったのに、
今では、
売れない。
そんなこの花屋の経営者は、
1960年代に出店した際、
花のケイコさんと呼ばれたほどの美人やった。
そして、
各人への用途に合わせた花選びが上手かった。
当時20代のケイコさんも、
今では70代。
なかなか花は売れなくても、
花選びの技術は落ちていなかった。
けど、
そんなケイコさんを、
牧カオリは良く思っていなかった。
過去の遺物オンナがという軽蔑の念で、
ケイコさんを見つめ、
花一輪買おうとはしなかった。
そして、
ケイコさんも、
牧カオリのなんとも言い難い視線に、
悲しくなるんやった。

ある日、
梅雨時の夕方の駅前を歩いていた牧カオリは、
あちこちに、
夜の照明がきらめいた中、
歩きながら心に思った、
「暑苦しくも光に照らされ彷徨い歩く我が人生のナンと痛ましきことよ」、と。

そんな牧カオリは、
ケイコさんの花屋をツンツン顔で歩き過ぎ、
そばにいた、
ご当地アイドル売り込み用のポケットティッシュを配る兄さんを、
完全シカトして、
歩き去ろうとした。

その時、
腹が熱くなり、
尻から出るものが出たので、
牧カオリは悔しく、
「プーぷ(poop)だわ」と呟いた。
そして、
急に、
ポケットティッシュ配っている兄さんに、
「おひとつくださらないこと」とやさしく声をかけた。
兄さんはポケットティッシュを渡しながら、
「硫黄の匂いがする。近くに温泉かナニかありますか?」と尋ねたので、
牧カオリは、
「温泉は知りませんが山手線があります」とごまかして、
歩き去った。
そして、
人気のない建物に入り、
ポケットティッシュを尻に詰めた。

同時に牧カオリは、
poop(英語で糞の意)の匂い対策にパニくりながら、
ケイコさんの花屋に来て、
「素敵なお花の香りは心に天使をお迎えできます」と言った。
ケイコさんは、
牧カオリをじっと見て、
「しばらくお待ちください」とやさしく声をかけた。
そしてクチナシの花輪を作り、
「腰に巻いてお帰りください」と言ったので、
牧カオリが、
クチナシの花輪を手にした途端、
その強烈な香りに驚いた!
牧カオリはガムテープをケイコさんから借りて、
口に貼って、
店を後にした。
ケイコさんへの感謝を心に抱きつつ。

牧カオリがクチナシの花輪を腰に巻いて歩いているところを見たレフティとジュードは、
クチナシの香りとともに、
ガムテープ貼られた牧カオリの口を見た。
ジュードが、
「牧先輩。その花、クチナシですよね。ナニかあったんですか?」と問いかけると、
牧カオリはジュードを睨みつけて、
口に貼られたガムテープを指した。
その時レフティはジュードに、
「わからないのさ。腰にクチナシ巻いて、口のガムテープで口無しなんだから」
こうして、
レフティとジュードの、
牧カオリとの玉虫色の出会いは終わった。

そして、
この駅前での出来事の数時間前のこと。

それは、
知り合いの製氷業を営む店が大掃除をした際、
ガチガチに凍った、
45年前の発売されたばかりのプッチンプリンが出てきた。
牧カオリは、
このプッチンプリンを解凍して、
「45年の時を私の体の一部にするわ」と言って、
食った😋
その際、
「発売されたばかりのプッチンプリンは甘さよりも酸味がのっていたのね」と言った。



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2 コメント

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Unknown (tsukikusa)
2023-11-29 23:42:48
Pで韻を踏んでいるんですね😆

流石‼️

月草🌱
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Unknown (talk_to_keijiro)
2023-11-29 23:54:11
tsukikusa様、
たくさん私のブログ記事を読んでいただいたばかりでなく、
リアクションとコメントまでいただき、
ありがとうございます😊

いざとなったときの必死の対応が、
気の毒さを超えて、
笑ってしまいます。
牧カオリのプライドと、
物事をシニカルに捉えるスタイルが、
こういうアクシデントになったら、
災いすると思います。
(だからこそ記事化するんですけど😀)

tsukikusa様に喜んでいただきうれしいです。
本当に感謝です。
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