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…つうことで買ってしまった。。。
思ったとおり、全部読んだ事があるやつだった。
そもそも前のショートストーリー編集版『フラグメンツ』が、同じベストワークスっつうコンセプトだったと思うが。
まーかなり時も経つしね。
だいたいが「全部読んだ事がある」ってのが異常なんだろな(笑)
でもでも、とある年上のお知り合いが
「山本の絡みには、意味があるよね」
って言ってたもん!(笑)
いや、意味なくてもいいんだけどね。権威主義の理論武装だねっ!(僕が)
各作品に対して作者コメントが末についてたり、娘さんの質問に答えるロングインタビューが載ってたりと、既読の人にも楽しめるような企画ははいってるんだが、この人、絶対はぐらかす人だかんなー、インタビュー読んでも面白いだろうけど、彼の作家性というか、別の一面は見れないだろうなーと思ってました。
が。
娘さんとの直接対談ではなく、先に質問を聞いておいて、さらにその質問をする理由も聞いておいての、間に編集さんを挟んだインタビューっていう、まあある意味山本直樹を扱う場合の“らしい”インタビューになってまして。
意外と面白かったんで、ほかのベストワークスセレクト集も買ってみようかな。
ベストワークス表題作が、今回の『世界~』、前回の『夕方のおともだち』『明日、また、電話するよ』であるところがなんかうれしくて。作者自身のセレクト集だってことがあって、まー自分がいいなと思ってた話が、作者もいいなと思ってた事実が単純にうれしかったりする。(ファン受けも考えた可能性もあるが、随分前に発表された既にペイされているはずの作品群の再編集なんだから、もう趣味でセレクトしたと考えてもいいと思うんだ。つか、そう考えさせて。)
---ネタバレ子ちゃん--------------------------------------------------------
余談だけど、前々回(初回)表題作『明日、また、電話するよ』のレビューをちらちら読んでたら
「あの二人は絶対別れちゃうんだろうね」
「結婚はできないよなー」
なんてのが多かったんだけど、僕は逆なんじゃないかと思ってて。
きっとあのまま、もう壊れ始めてる形骸化した二人の関係は、同時に、二人とも、それでも継続しようと思ってるわけで、“いい大人”はたぶん、その関係を表向き無事に成立させ続けてしまうんじゃないだろうかと思う。
で、当然結婚して、ある日、娘になんでもない、ごく普通の、2センテンスぐらいの軽い一言を言われた瞬間、全てが崩壊するような気がしてならない。
『ありがとう』と同じ世界観っぽいんだなー。
『ありがとう』がハッピーエンド(僕はそう思う)を迎えるのは、そのあとお父さんが、ガムシャラに頑張ったからに他ならず、それはお父さんが臨終を迎えてやっと成立するもので、頑張ってる最中は決して一度たりとも感謝されない。
きついよなー。
でも、“いつか報われるはず”ってテイの、“希望的観測≒約束されたご褒美”を期待しながら行動を起こす、どこか打算的な行為じゃ絶対に報われなかったと思う。見透かされるよね絶対。特に“嫁”と“娘”には。
で、僕はそんな“ド直球ど真ん中の愚直でまっすぐなバカらしい行為”という、素晴らしく美しい奇跡的な行為を絶対にできないと思うから、結婚できない(笑)。
(自分の経済・社会的状況とDNAに起因するスペックは置いといたとしてね。これを考慮にいれちゃうと、話題にすらできないから笑)
ついでに書いとくと『明日、また、電話するよ』のコマ割は、“間”を表現するという意味において当時のマンガの最高峰に到達していたと思う。いいすぎた。
---ネタバレ子ちゃん--------------------------------------------------------
さて、ざっと改めて読んでみましたが。
やっぱ良い。特に表題作『世界最後の日々』は。
ストーリもしっかりしてて、良くわかるんだけど、同収の『なやまない』『霧』あたりは観念的すぎて、僕のバカな八丁脳みそじゃわかんな~い。
これ、実写でやられるとキツいかなー。AV観るときは、「ストーリーなんてどうでもいいんだよ!」ってむしろドラマ・インタビュー部分が長いと怒りを以て早送りするくらいなんだが笑。なんでだろうね。やっぱ実写だとダイレクト過ぎて、能書きはいいからさっさと脱げ!ってなっちゃうのカナ笑?あーでも、ドキュメンタリの『あんにょん○○○』や、バク○ーシ○下やカ○パ○ー○尾の一連の作品は普通にドキュメンタリとして何回も観たわ(「あんにょん~」はドキュメント映画ってくくりで発表されてますが)。やっぱコンテンツそのものの出来だと思う。とってつけたようなシーンなんぞ誰が観るもんか笑。
『青空』の作者コメントで、作中のワンカットについて
「夕焼けバックにシルエットになった電信柱って美しいと思いませんか?ある意味日本の美だとも思うんだけど。うちの近所にも絶妙な並び方の電信柱群があります」
っていう一説があるんです。
すげぇわかる。
最近じゃ街の景観を損なう・危険ってことと、技術が発達したことと、ネット技術との相互関係で、電線が地中に埋められることもよくあるらしいですけど。
少なくとも“景観”って観点で電信柱を避けるのは少し違うんじゃないかと思いますね。(京都は…難しいな)
あの、夕方でシルエットになった電線の、“こっち”と“あっち”に同時にあるような、実数と虚数の境界を行き交うような、存在の不確かさって、なかなか“景色”の中にないと思う。
加えて、電信柱の並びって、
多分機能的に問題なければ特に制限がないんじゃかいかと思わせてしまうくらい、
ひょっとして区画設計者の遊び(美意識)を忍び込ませているんじゃないだろうか、と疑ってしまうほど、
見事な幾何学模様?を描いているところが、ある、よ?
中心街は都市の利便性が最優先されてるから見られないと思うけど、ちょい外れの、裏通りあたりで今度確認してみるといいか、も。エヘヘ。
で、やっと、最後に冒頭の映画化に関してです。
なんですかね。最近深夜アニメでも世紀末=1999年を扱うものがあるし。なんだろうここにきて世紀末めいてないか?デーモン小暮もよく見るし(笑)。←これは相撲協会がらみか。
今この時代のこの時期に世紀末を扱う理由。。。
意味深ですね。
また、怪しい新興宗教がでてきたりしてね。
あー、あの『ノストラダムスの大予言』著者・五島勉って、山本直樹の高校の先輩(一コ上)なんだとさー。
つうわけで本題が一番短かった記事でした(笑)
あー“所詮”エロ漫画ですからねー。
わかってますよー。
あと、青年コミック指定ですからねー。
引っかかる人は注意してねー。
むしろ年齢でカテゴライズするより嗜好(思考)で分断すべきだと思いますけどねー(笑)
…つうことで買ってしまった。。。
思ったとおり、全部読んだ事があるやつだった。
そもそも前のショートストーリー編集版『フラグメンツ』が、同じベストワークスっつうコンセプトだったと思うが。
まーかなり時も経つしね。
だいたいが「全部読んだ事がある」ってのが異常なんだろな(笑)
でもでも、とある年上のお知り合いが
「山本の絡みには、意味があるよね」
って言ってたもん!(笑)
いや、意味なくてもいいんだけどね。権威主義の理論武装だねっ!(僕が)
各作品に対して作者コメントが末についてたり、娘さんの質問に答えるロングインタビューが載ってたりと、既読の人にも楽しめるような企画ははいってるんだが、この人、絶対はぐらかす人だかんなー、インタビュー読んでも面白いだろうけど、彼の作家性というか、別の一面は見れないだろうなーと思ってました。
が。
娘さんとの直接対談ではなく、先に質問を聞いておいて、さらにその質問をする理由も聞いておいての、間に編集さんを挟んだインタビューっていう、まあある意味山本直樹を扱う場合の“らしい”インタビューになってまして。
意外と面白かったんで、ほかのベストワークスセレクト集も買ってみようかな。
ベストワークス表題作が、今回の『世界~』、前回の『夕方のおともだち』『明日、また、電話するよ』であるところがなんかうれしくて。作者自身のセレクト集だってことがあって、まー自分がいいなと思ってた話が、作者もいいなと思ってた事実が単純にうれしかったりする。(ファン受けも考えた可能性もあるが、随分前に発表された既にペイされているはずの作品群の再編集なんだから、もう趣味でセレクトしたと考えてもいいと思うんだ。つか、そう考えさせて。)
---ネタバレ子ちゃん--------------------------------------------------------
余談だけど、前々回(初回)表題作『明日、また、電話するよ』のレビューをちらちら読んでたら
「あの二人は絶対別れちゃうんだろうね」
「結婚はできないよなー」
なんてのが多かったんだけど、僕は逆なんじゃないかと思ってて。
きっとあのまま、もう壊れ始めてる形骸化した二人の関係は、同時に、二人とも、それでも継続しようと思ってるわけで、“いい大人”はたぶん、その関係を表向き無事に成立させ続けてしまうんじゃないだろうかと思う。
で、当然結婚して、ある日、娘になんでもない、ごく普通の、2センテンスぐらいの軽い一言を言われた瞬間、全てが崩壊するような気がしてならない。
『ありがとう』と同じ世界観っぽいんだなー。
『ありがとう』がハッピーエンド(僕はそう思う)を迎えるのは、そのあとお父さんが、ガムシャラに頑張ったからに他ならず、それはお父さんが臨終を迎えてやっと成立するもので、頑張ってる最中は決して一度たりとも感謝されない。
きついよなー。
でも、“いつか報われるはず”ってテイの、“希望的観測≒約束されたご褒美”を期待しながら行動を起こす、どこか打算的な行為じゃ絶対に報われなかったと思う。見透かされるよね絶対。特に“嫁”と“娘”には。
で、僕はそんな“ド直球ど真ん中の愚直でまっすぐなバカらしい行為”という、素晴らしく美しい奇跡的な行為を絶対にできないと思うから、結婚できない(笑)。
(自分の経済・社会的状況とDNAに起因するスペックは置いといたとしてね。これを考慮にいれちゃうと、話題にすらできないから笑)
ついでに書いとくと『明日、また、電話するよ』のコマ割は、“間”を表現するという意味において当時のマンガの最高峰に到達していたと思う。いいすぎた。
---ネタバレ子ちゃん--------------------------------------------------------
さて、ざっと改めて読んでみましたが。
やっぱ良い。特に表題作『世界最後の日々』は。
ストーリもしっかりしてて、良くわかるんだけど、同収の『なやまない』『霧』あたりは観念的すぎて、僕のバカな八丁脳みそじゃわかんな~い。
これ、実写でやられるとキツいかなー。
『青空』の作者コメントで、作中のワンカットについて
「夕焼けバックにシルエットになった電信柱って美しいと思いませんか?ある意味日本の美だとも思うんだけど。うちの近所にも絶妙な並び方の電信柱群があります」
っていう一説があるんです。
すげぇわかる。
最近じゃ街の景観を損なう・危険ってことと、技術が発達したことと、ネット技術との相互関係で、電線が地中に埋められることもよくあるらしいですけど。
少なくとも“景観”って観点で電信柱を避けるのは少し違うんじゃないかと思いますね。(京都は…難しいな)
あの、夕方でシルエットになった電線の、“こっち”と“あっち”に同時にあるような、実数と虚数の境界を行き交うような、存在の不確かさって、なかなか“景色”の中にないと思う。
加えて、電信柱の並びって、
多分機能的に問題なければ特に制限がないんじゃかいかと思わせてしまうくらい、
ひょっとして区画設計者の遊び(美意識)を忍び込ませているんじゃないだろうか、と疑ってしまうほど、
見事な幾何学模様?を描いているところが、ある、よ?
中心街は都市の利便性が最優先されてるから見られないと思うけど、ちょい外れの、裏通りあたりで今度確認してみるといいか、も。エヘヘ。
で、やっと、最後に冒頭の映画化に関してです。
なんですかね。最近深夜アニメでも世紀末=1999年を扱うものがあるし。なんだろうここにきて世紀末めいてないか?デーモン小暮もよく見るし(笑)。←これは相撲協会がらみか。
今この時代のこの時期に世紀末を扱う理由。。。
意味深ですね。
また、怪しい新興宗教がでてきたりしてね。
あー、あの『ノストラダムスの大予言』著者・五島勉って、山本直樹の高校の先輩(一コ上)なんだとさー。
つうわけで本題が一番短かった記事でした(笑)
あー“所詮”エロ漫画ですからねー。
わかってますよー。
あと、青年コミック指定ですからねー。
引っかかる人は注意してねー。
むしろ年齢でカテゴライズするより嗜好(思考)で分断すべきだと思いますけどねー(笑)
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