
・観たよ。
・うわぁ。戸田恵梨香と神木きゅんのどっちがかわいいかで悩む(笑)
・こっちの神木キュンは更にいいが。キミぃ、きゃうぁうぃ~ねっ!てなもんで。
・サトリダンス最高だぜ。特に2小節ごとに真野→戸田→谷村と加わっていくのが(笑)それをアオリの回転アングルで激描写!ある意味クライマックスシーン(笑)今の世の中、やっぱダンスはマストだねっ!
●今回も前編ギャグだらけなんだけど、ギャグとシリアスのパートを完全に分けることなく、シリアスの中にもどんどんギャグをはめ込んでいく構成。
・が、逆に何らかのリアリティを生み出していたような気がする。案外リアルって緊張と弛緩がきっちりわけられないもんなんだよな。
・映画『モテキ』でも未来くんが麻生久美子に別れを告げる場面で、二人の真ん中を空気読まずに原付が走り抜けてくシーンがあったりする。なんとも言えない気まずさ。葬式で笑っちゃいけないみたいな。
・SPECとモテキは方法としてはまったく逆なんですけどね。原付はまさに「ありそう」な感じで、SPECは「ありえねぇ」なわけですけど、両者同じ効果を生み出してる、という。
●ただ違うのは(多分)大根さんは言葉の通りリアリティを欲しがってやったと思うんだけど、堤さん・ツツミンは対象との距離を取りたがっているように思える。俯瞰の視点。メタギャグやりたいだけかもしれん、この人。
・そのメタギャグの最もわかりやすいシーンが
「ようつべに上げた」
「ヨーチューブだから」
「ようつべともいう」
であり、なんのメタかといえばこれはもう、ネットが大好きな視聴者さまと同じ目線からのメタ、ネット大好きっこに向けてのものに違いないのだ。
・他にも
「命、捨てます」
っていう瀬文(公安)の臭いセリフに対して、登場人物の福田沙紀に
「命捨てろよ、コラァ!」
とか言わせちゃってる。
・ま、一言で言えばずるい。と思う。面白い、かもしれないが、お前は批評される側だこっちくんな、とも思ってしまう。カッコワリィなつつみん。
・どこか大げさでカキワリちっく(漫画のキャラクタそのもの)のような登場人物設定も、きっと、思い入れがないというか感情移入する気がさらさらないんじゃないかって気がする。すっごい冷めた視線。ギャグやるためのもののはずなのに。ギャグやりたいだけなのかもしれんが。その結果が、自分が動かすキャラクタへのどこまでも寒々とした視線なのだとしたら、それは悲しいことですね。
・なんつーかなー。アタマ良すぎるじゃねーの?
●一方の脚本。ネット大好きさんへのメッセージなのかどうかは知らんが、こちらも明らかにネット社会を意識したものになっていると思う。現場でどれだけつつみんに変えられたかしらんけど。
・乱雑なコピーと増殖。はっきりしない思惑。いろんな意図が乱れて絡まるもどれが誰のものなのかわからない。(だから主人公の二人はシンプルに徹してて、だからこそ主役足りえる構成になっているとは思う。これはすごいなと思う。)
・津田なんか最たる例で、どこにでもいて誰でもない、けど確かに個々の人格は持ってる“っぽい”(まさしく【オマエラ】だ)
・で、西荻さん(脚本、とつつみん)がそんなネット社会に対して言いたいことが
「コピーがオリジナルに敵うわけねぇだろ」
だと思うんだが、どうだろ、一言、イタイ、いや古い。
・これをバトルの勝因にしてしまっているところは掛け値なしにイタイ。
・なんだ?谷村美月のスペックはアナログコピーなんか?
・「思いによって発現する」ことはわかるけども、発現したあとの能力値に差があることの説明には弱い。
・オリジナル>コピーという図式を提示したかった理由はなんだ?単に脚本の辻褄合わせのためだけの理屈だとしたら、結構ヤバイぞ。天下のテレビのシナリオライター様がそれでいいのか?ここまでメタ視点でやっておいて。
・ましてや本物であろうとするぶんだけ偽物のほうがより価値がある
・ゼロ年代は80年代の拡大再生産を経て、そこから如何にREMIXをかけるかということにオリジナリティを置いている。ここにきて最早【素材】でしかないとすら思っている人もいるであろう“オリジナル”を、至高に置く理由を問いたい。
・いわゆる著作権絡みの問題についてクサしたいならもっと方法があるだろう。
・ただ単にバトルに終止符打ちたかっただけの、わかった上での詭弁かもしれんけども。もしそうだったらそのいい加減さは少しいい加減過ぎると思われる。
・まあ、あれだけパロディ(オマージュ)乗っけてるから、「オリジナルに敵うわけねぇだろ」は本家へのリスペクトの気持ちが言わせたことかも知れませんけどね。それならそれでイイナハシダナーで終われるんだけど。そうであってくれ。
●どうも西荻さん(つつみん?)はこのへんの理屈が浅い傾向があるんだよなぁ。
・ケイゾク
・ケイゾクでの「アタマくせぇ」につながる 「いつも同じ服着てんぞ、やめろよ」 って一連の台詞は、直接好意を伝えずにワザと腐すことで互いの距離感の近さと照れくささと親愛を表現する方法として、かなり好きなんだけどなぁ。好きだの嫌いだのハマサキ以降の【積み重ねる】表現とは相反した表現の仕方をゴールデンの地上波民放でやってくれるのは、すごく心強いのですけども。
・ひょっとして視聴者ナメてんのか?
●あとは戸田ちゃんの膝伸ばしたまま前屈してスペックホルダーのドタマ掴み上げる格好が最高によかったです。白ソックス映える。
・真野ちゃんよかったな。一人ハロプロ健気だ(笑)
・サトリますっ!
いやー今日の嵐は洒落にならんかったわー。
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