永年勤続ご褒美海外旅行（３１） ～湖水巡り（８）～

　「永年勤続ご褒美海外旅行」シリーズの３１回目は、カンブリア州（Cambria）の湖水地方(the Lake District)の南西部の湖、コニストン湖(Coniston Water)をご紹介します。（★この記事は現地時間での２００８年６月１３日のことです。★画像をクリックすると大きい画像や別の画像が見られます。）
　なお、湖水地方の地図はこちらをご参照ください。

　この旅行もいよいよ８日目、初めて空一杯に雲が覆い、私のイギリスのイメージらしい天気になりました。果たして雨は降るでしょうか？
　この日は、ウィンダミア湖（Lake Windermere）の西側にあるコニストン湖を観光した後、往きに経由してきたシェイクスピア縁の地、ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)まで高速で南下します。

　この湖は長さ５マイル、湖水地方の湖の中で３番目の大きさ、今回私たちが巡った湖の中ではウィンダミアに次いで２番目の大きさです。とはいえウィンダミアのほぼ半分、同じように南北に細長く、ウィンダミアに平行するようにして横たわっています。
　ナショナル・トラスト所有の３つの小さな島があります。

　コニストン湖の東湖岸沿いの道を南下しながら、４箇所あるパーキングのうち３箇所で止まり、湖畔に立ってみました。それぞれ１５～２０分のドライブ間隔でした。

　　　最初のパーキングにて

　１３～１４世紀には、ここで獲れる魚が、当時湖畔のほとんどの土地を所有していた寺院（Furness Abbey）の僧侶たちの食料源になっていたとか。またその後は、近くの鉱山で採れるスレート（粘板岩）と鉱石を運ぶのに利用されたこともあったそうです。

　　　　　　　　　


　　　２つ目のパーキングにて
　　　　　

　　　　　　　　　　　
　　　　おやおや、むき出しになった木の根っこがおもしろいことになっています。水に浸食されたのでしょうね。


　　　　　３つ目のパーキングにて
　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　あらあら、こちらはスレートがこんなふうに...。


　湖水地方の湖...一見どれも似たようですが、実は少しずつ違う顔があり、でも、どこも穏やかでとても静かです。やはり箱根や富士五湖などとは一味も二味も違いました。４日間に渡って堪能しました(#^.^#) 　いつか再訪することがあるとすれば、今度は周りの山に登って俯瞰したいです。

　それにしても、湖が「lake」だったり「water」だったりするのはなぜなのでしょう？　どう違うのかな？　後者の方が意味が広い気がするのですが、どのように使い分けられているかよくわかりません。ご存知の方がいらしたら、教えてくださいませ。


　　　　　　　　　湖水地方で求めたお土産用指貫です。
　　　　　　　　　　

　指貫については、過去記事：「お気に入りグッズ　～マイコレクション～（２）」をご参照ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　湖水地方に別れを告げ、再び高速道路「Ｍ」で南下します。　
　なお、イギリスの高速道路事情については、過去記事：「永年勤続ご褒美海外旅行（２１）　～南から北へ～」をご参照ください。

　どんよりしていた空から、とうとう雨がポツリポツリと降り始めました。でも、観光中には降らせず、移動中に降らせるなんて、イギリスのお天道様は、いや、お天道様は一つしかありませんね、お天道様は私たちに優しいこと！

　　　　　　　　　　
　　　　　　　途中寄ったＭＯＴＯ（サービスエリア）　　どこだったかしらん？
　
　　　　
　やはりここにもたくさんの花束が売られています。日本のお墓参り用、仏花みたいなものなのでしょうか？　あと、寝袋も必ず売られていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ときどき休憩を入れながらドライブすること半日...再びストラトフォード・アポン・エイヴォンにやって来ました。雨は降っておらず、湖水地方に比べると気温が高いので、なんだかむっとする感じです。
　今宵泊まるホテルは、前回滞在時に泊まったGrosvenor Hotelです。このホテルについては、過去記事：「永年勤続ご褒美海外旅行（２０）　～こぼれ話（４）～」をご参照ください。

　　　　　　　　　　

　
　次回は、再びシェイクスピアの故郷の街をご紹介します。前回はカメラの不調で写真があまりありませんでしたので...。お楽しみに！