2012年10月5日~11日、ヨセミテ国立公園を中心に北米カリフォルニア州をドライブした旅行記を紹介するシリーズの5回目です。
5日目の午前中は、峡谷に広がるヨセミテの村を、無料のシャトルバス(ハイブリッド)や徒歩で移動しながら観光しました。環境保護のため、バス以外にレンタサイクルやトラムも利用できるようになっています。
なお、前回記事はこちらを、カリフォルニア州の地図はこちらをご参照ください。
(★これより下の画像をクリックすると大きい画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像が入っている場合は、画像にマウスオンするとその旨の表示が出ますが、ブラウザによっては読み込めない場合があります。★非公開のウェブアルバムから抜粋しているので、コラージュ画像の縦横比は1:2になっています。★撮影日は現地時間の2012年10月8日です。)
ヨセミテ旅行 ~峡谷の村~
ヨセミテ峡谷誕生のメカニズムについて、Wikipediaより再度引用します:
「1000万年前にシエラネバダ山塊が隆起し、その後傾斜したことにより、西側には緩やかな高原が、東側には急峻な山肌が生まれた。この隆起に伴って、川の流れは急になり、流れにえぐられて、深く、狭い渓谷・峡谷が形成された。次いで、約100万年前に、降り積もった雪と氷が氷河となって高山の草原帯を覆い、谷に沿って流れ下り始めた。氷河期初めには、ヨセミテ渓谷を埋め尽くした氷の厚さは約1200メートルに達したと考えられている。この氷河の流れに削られたことによって、U字谷が現れた。」
宿泊した「ヨセミテロッジ」の駐車場にて。この日も見事な青空に恵まれました。 まずは、ロッジのそばにある滝を徒歩で見に行きます。 |
お目当ての「Yosemite Falls(ヨセミテ滝)」は「Upper Fall」と「Lower Fall」の2つからなり、「Lower Fall」がロッジから歩けるところにあるのです。 今回は訪れませんが、「Upper Fall」は世界で5番目に落差が大きい滝、北米では一番の滝です。 |
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「Lower Fall」の滝底に来ましたが......本当に水は一滴もありません(^_^; わかっていたことですが、淋しい...。
淋しいので、ネットから拾ってきた水のある画像をリンクに入れました(^_^; クリックしてください。
春の満月時には月光によって虹がかかることがあるようで、現地でもらったパンフには「ethereal rainbow(この世のものとは思えない、霊妙な虹)」と表現されています。
「Lower Fall」入口の目の前に広がる風景です。
「Lower Fall」の入口から、シャトルバスに乗ります。 左下の木の幹には何が起こってしまったのか???
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「Visitor Center」に隣接する「Yosemite Musium」に来ました。 隣接のギャラリーでは、ヨセミテの風景を最初にカメラに納め、写真館を営んでいたAnsel Adamsの作品が見られます。 |
峡谷を流れる「Merced River」(River of Merceの意)に架かる「Centinel Bridge」(1994年建立)にて。
上流(左) と下流(右)の眺め。前回紹介した「Half Dome」(左)が見えていて、絵ハガキに必ず出てくる絶景です。
シャトルバスを使うと遠回りになるので、歩いてホテルに戻ることにしました。途中、周りの岩壁をゆっくり堪能しました。
湿原に実が残る花(左下隅)は、葉から推察してWoolly Mule's Earsの実ではないかと思われます。mule's earsはこの地帯に生息する代表的な野の花の1つで、ひまわりに似た花が咲き、葉がラバの耳に似ていることからこの名がついています。何種類もあるようです。 |
「Centinel Bridge」より少し下流に来ました。川が冬に氾濫することにより、20世紀には5回も洪水がありました。1997年2月には5.3フィートに達したとか(右のリンク画像にあるように、その高さと年がわかるようになっています)。
「El Capitan」(原住民語で「流れ星」)は「Half Dome」に次ぐ高さの岩峰で、やはりロッククライマーの憧れの岩だそうです。 こちらによると、夏の夜には、この岩壁に明かりが星のように広がるのだそうです。クライマーが壁にぶら下がってキャンプをしているからだとか!? |
「El Capitan」の向かいの草原でクライマーを見守る人たち(右)&(左リンク画像)。
(左)ヤマボウシの仲間の木の実だと思うのですが...。
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次回は、この日の午後に訪れた峡谷の湿原などをご紹介します。お楽しみに!
このようにゆったりと素敵な場所の散策ができて・・・。
ヨセミテの最後の晩餐は、私どもも
アワニーホテルでした。
皆ちょっぴりドレスアップして、ちょっと気取って
素敵な雰囲気のなかのディナーでした。
そしてブティックで、ブレスレットを夫と選びました。
私のではありません、お嫁ちゃんへのお土産に。
アメリカという国は歴史が浅いからか、古いもの、伝統的なものに憧れるのでしょうか?
日本人の「素敵、高級、憧れ」と少し違う価値観をかんじました。
まぁ、絶好のロケーション...それも大きいのでしょうね。