えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第2章 怒涛の日々 11.

2007年04月20日 | 乳がん闘病記
11.   
 Bさんの言っていた「専門医」という言葉にも引っかかった。特定の病気だけを扱っていれば、その病気の「専門医」と言えるのだろうか? それとも肩書きとしてのそれなりの意味があるのだろうか?

 N医科大学付属病院の外科医について肩書きを調べてみると、日本外科学会の「専門医」という肩書の医師もいれば、Y医師のように「認定医」という肩書の医師もいる。しかも、Y医師は「日本外科学会認定医」「日本消化器外科学会認定医」「日本消化器内視鏡学会認定医」「日本消化器病学会認定医」と4つの肩書きがある。どうやら、それらは各学会が認定する肩書きのようだ。

 「日本専門医制認定機構」のHP*によると、「わが国では、医師国家試験に合格した医師は、自由に標榜科目を選ぶことができますが、日本専門医認定制機構では加盟している各学会と協調し、5年間以上の専門研修を受け、資格審査ならびに専門医試験に合格して、学会等によって認定された医師を専門医と定義しています」とある。
 しかし、各学会内で認定されるわけで、学会間の共通の認定基準が明確にあるわけではないらしい。また、認定を行う団体は法人格を持つことが条件とされているが、すべてが持っているわけでもないようだ。
 専門医の下のランクとして「認定医」が、上のランクとして「指導医」というのがあるらしいが、「指導医」は学会内でのみの呼称で、一般的には提示されないとのこと。

 やはり、認定医よりは専門医がいいに決まっているだろう。―そうか…これから私の治療に当たるY医師は、N医科大学付属病院では乳腺を専門にしている医師でも、学会が認定している専門医じゃないんだ………― 行く手に暗雲が立ち込めるような思いだった。

* http://www.japan-senmon-i.jp/

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