
「平和百人一首」とこのシリーズについての解説は、初回記事と2回目の記事をご参照ください。前回記事はこちらで見られます。
なお、かなづかいや句読点、誤字や脱字、改行の仕方等は原文のままとするので、読みづらい点はご了承ください。
平和百人一首
新しき日を迎いたりいまさらに 世界につづく海のひろさよ
茨城県新治郡九重村 小神野 藤花
人類は、共に生きねばならぬ。
ひとりよがりの精神は、最早打捨てられるべきである。
自己のみを優秀なりと過信し、盲信するところにすべての破壊は生れる。
世界は一なりという。
眼を大きく開けば、六大洲をめぐる果なき大海が、一つにつづいている事に気付くであらう。
祖国を再建すべき新しき日を迎へて私は、いまさらの如く海のひろさを感ずるとともに全人類が打つて一丸となつて、永遠の平和を打立てて行かんことを、心から希うものである。