とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

perfume

2008年04月25日 13時06分37秒 | メロディ
ちょっと暗い話題だったので久しぶりに記事一日2アップしてみよう。
今度は旬の明るい話題。

さてさて、このところ大ブレイク中の"perfume"。
公共広告機構のCMでちょっと気になったが気持ちの中で放置、
最近テレビ露出が激しくなり「ポリリズム」を歌っていて、
「あれ、これリサイクルのCM?」「そうだよあの曲だよ」
そんな感じでamazonでCD/DVDをゲット。
ワタクシこれと決めると早いのです。

ワタシが"perfume"を気に入った理由をいくつかあげるとまずはテクノポップ。
ま~"perfume"を少しでも知ってる人なら分かると思うが、
80年代を思わせるような曲調が最近にない「古き良き新しさ」を演出している。
テクノとかエレクトロとかその辺の区別はワタシには分からないが、
テクノと言えば大御所は「坂本龍一」とか「細野晴臣」を思い浮かべる。
あの頃はまだテクノ調もアナログチックでどこかベース音がひとつ足りないみたいな
聴き心地でそれはそれでま~いいのだが、やっぱり90年代のPOPSに耳が慣れてしまっている
世代としてはどこか寂しげだ。
中田ヤスタカの作る"perfume"の楽曲はそんな"かゆいところ"に手が届く。

それに付随するのはメンバーのダンス・特に振り付け。
無機質的で、見ていて飽きない。
メンバーの曲への入り込み方が半端ではなく、近未来的な楽曲の雰囲気と絡まって
ステージは3人の織り成す小宇宙と化す。
そうかと思えば、機敏さの裏にどこか人間的で抑揚がある柔らかい動きを見せる。
入り込んでるので、表情も豊かで魅せられる。
さすが幼い頃からアクターズで鍛えてだけあり。
そこはプロ。
"魅せる"アーティストとしてうまいと思う。

さらにメンバー3人の背景がワタシのツボをつく。
目標とするのが"SPEED"でアクターズスクール広島(沖縄ASとは関係ないが)の出身とあれば
過去にSPEEDに過剰すぎるほど傾倒した人間として放ってはおけない。
徳間ジャパンというレコードレーベルも良い。
これがavexだったらおそらく見向きもしていないかもしれない。

さらにさらに、所属事務所のアミューズと言えばサザンの事務所ではないか。
超マニアックなサザンの楽曲に「TO YOU」という曲があるが、
その歌詞の中に"心にamuse~♪"という部分がある。
これは1978年デビュー当時から所属していたアミューズのことだ。

そういった色々なものが重なり、現在世間の波に乗ってしまい、CD収集中。。。

ま~最後になりますが、そりゃ~ワタシも男の子ですので、
お気に入りの子がいまして、はい。
「かしゆか」、あの子カワイイね。
結局それかよ!
はい、おしまい。

光市の事件

2008年04月25日 12時28分55秒 | 社会情勢・風刺
99年に起きた光市母子殺害事件の差し戻し控訴審判決が出た。
結果は死刑。
個人的には当然の判決だと思う。

この事件が注目を浴びたのはその事件概要の残虐性と犯行時の犯人の年齢からだ。
また死刑廃止論で有名な弁護士によるプロパガンダ的な要素もそれに追随した。
年齢は18歳と一ヶ月。
死刑適用ギリギリの年齢ということだ。
だが、判決は年齢は理由にならないとした。
これも、当然の判断だと思う。

この裁判の最大の皮肉は死刑を回避するために差し戻し審において弁護側が主張した
荒唐無稽・現実無視で信憑性もなく突拍子もない驚くべき陳述の数々が、
死刑判決を回避する最後の砦である「反省の情」をなきものにしてしまったということだ。
本当に被告に反省の情があったかどうかは別の問題としても、
その主張が責任を回避したものとみなされ、つまりは反省していないということになり、
それが死刑判決の原因になってしまったのは、
死刑を回避するべきの弁護側が死刑判決を出させてしまったようなものであり、
これはまさに逆効果以外の何ものでもなかったように思える。

裁判の現実に目を向ければ、これが高裁の無期懲役判決の差し戻し審であることを
考えれば従来の主張を繰り返しても極刑が出るのは避けられないものだったという見方も出来るのだが。。。

いずれにせよ、弁護側は当然のように即日上告したので、判決の確定にはもうしばらく時間がかかりそうだ。

この事件における遺族の本村さんの胸中は察するに余りある。
日本は法治国家であるが故、弁護側の主張があるのも理解できなくはないが、
遺族の気持ちを逆なでにしたり、世間の認識からあまりにも外れた主張は受け入れることは出来ない。
そしてその批判は形を変えて死刑という形で被告人に浴びせられる。

この事件はワタシが高校を卒業し、大学に入ったすぐ後に起こった。
そういう意味でも記憶に残る事件だ。

この事件の顛末を見守りたいと思う。