竹島研究室

竹島問題を研究する。

韓国側の動向(8/18):他の国教科書のなかで韓国の姿は…韓国学中央研 国際セミナー

2008-08-19 01:10:46 | 韓国側の動向
●他の国教科書のなかで韓国の姿は…韓国学中央研 国際セミナー

 育つ世代を対象にする自国の歴史教育は肯定的な部分を強調するようになる。しかし他の国の歴史を歪曲してはいけない。自国の静かな歴史と他国の間から始まる空白を埋める作業はそれで必要だ。先月 15日日本文部科学省が下した学習指導要領に対して韓国政府が強力に抗議したことは当然の措置だった。日本政府が独島を自国領土と記述するようにして歴史を歪曲したからだ。

 13日ソウル鍾路区サマセットパレスホテルで韓国学中央研究院が用意した国際セミナー「韓国を眺める他者の目―各国教科書とメディアに現われる韓国関連叙述の変化」は歴史歪曲に対処する糸口を提供した。独島専門家である崔書勉国際韓国研究院院長が基調講演者で参加したセミナーはアメリカと日本、ロシア、中国、ドイツ、オーストラリアの教科書を分析対象とした。

 日本の教科書分析が人目を引いた。福原裕二島根県立大教授は「日本人の韓国のイメージ形成は主にメディアと学校教育を通じてだ」と明らかにした。彼は「日本右翼の独島に関する主張は間違った」とし、日本政府の方針に対しても批判の声を出した。彼は君島和彦日本東京学芸大学教授の言葉を引用して「政治的、外交的にも解決することができない問題を教育の場に押しつけた」と批判した。俵義文「子供と教科書ネットワーク 21」事務局長も「教科書内の韓国関連記述が日本国内政治の右傾化とからみ合って変化している」と説明した。

 日本教科書は歴史歪曲のみをしているのではない。「朝鮮通信使」の記述がこれを説明している。豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰の乱·丁酉災乱)で途絶した両国関係は徳川家康の幕府時代に朝鮮通信使を通じて正常化された。福原教授は「1990年代以後日本の小·中等教科書に朝鮮通信使の内容が載せられた」とし「朝鮮通信使に対して学べば日本の学生たちが韓国を肯定的に認識するようになる」と説明した。

<以下略>

パク・ジョンヒョン記者 bali@segye.com

記事入力 2008.08.18 (月) 21:07, 最終修正 2008.08.18 (月) 21:12
http://www.segye.com/Articles/News/Culture/Article.asp?aid=20080818002079&ctg1=04&ctg2=00&subctg1=04&subctg2=00&cid=0101050400000

韓国側の動向(8/18):<ワールドエッセイ>モナリザの嘲笑

2008-08-19 00:26:24 | 韓国側の動向
●<ワールドエッセイ>モナリザの嘲笑

 フランス・パリのルーブル博物館は年間800万人以上が訪れるところで、いつも観光客で混雑している。 韓国人もかなり多い。 特にモナリザなど‘人気作品’の前に行けば、間違いなく韓国語が聞こえてくる。

 先日ルーブルに行った時のことだ。 数人の子どもが大声を出しながら走り回っているのが目に入った。 見ると、韓国から来た子どもたちだった。 博物館の職員が注意すると静かになるが、しばらくするとまた叫びながら走り回る。 しかし本当に驚かされたのは、他の観覧客の眉をひそめさせた子どもたちの行動ではなく、親の態度だった。 親たちは韓国語でひどく不平を言い始めた。 「これは自分たちのものか。 盗んできた物で博物館を作っておきながら偉そうに…」と話していたのだ。

 実際、パリの博物館など公共の場所で、程度の差はあるが、こういう場面をよく目にする。 パリで会った韓国の展示担当関係者は「韓国の展示場ではひどい場合、作品を傷づけても子どもを叱らない親もいる」と話した。 子供が注意されれば、逆に親が職員に悪口を言うこともある、という。

 ふとフランスの学校を思い出した。 パリの幼稚園児と小学生はよく教室の外に出る。 現場学習のためだ。 学校を出るとあちこちに文化遺産があり、申し分のない環境だ。 パリのある小学校の校長に会い、現場学習で最も力を入れる点について尋ねたことがある。 意外にも‘マナー’という言葉が返ってきた。 博物館へ行く前にまず教室で、静かに歩いて観覧することを教えるという。 「子どもたちはモナリザよりもモナリザを鑑賞するマナーをまず学ぶ必要がある」という説明だった。

 フランス語に「(子どもの)尻をたたく」という意味の‘fesser’という動詞がある。マナーの悪い子どもを容認しないフランスの伝統から生まれた言葉のような印象を受ける。 先日フランスの若い親を対象に体罰(fesser)に賛成するかどうかを尋ねる調査に関する記事があった。 10人に9人以上は‘教育上の体罰は必要’と答えた。 10余年前の調査に比べてむしろ増えている。 はつらつに明るく育てるのもよいが、礼儀正しく他人に配慮できる市民に育てるほうが優先、という考え方だ。

 ルーブル博物館で100メートル走をするように走り回る自分の子どもを微笑ましく眺める韓国の一部の若い親に同じ質問をすればどんな結果が出るだろうか。

 一方、日本の子どもたちがパリの博物館で騒ぐ姿は一度も見たことがない。 独島(ドクト、日本名・竹島)問題を取り上げるときはこのうえなく幼稚な後進国のように見えるが、日本人が国際社会で先進国として扱われる理由が分かる。 先進国は国民所得だけでなるのではないと、この夏、何度も感じた。


田珍培(チョン・ジンベ)パリ特派員/中央日報 Joins.com
2008.08.18 18:56:47
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=103628&servcode=100§code=140