武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

宮川泰介君の会見を聴いて、思ったこと。

2018年05月25日 | 人生の意味

★宮川泰介
あの坊主頭の宮川君の会見を聴いていて、思い出したことがあった。
若きゼロ戦特攻隊員も、ああであったろうかという想いであった。

 ゼロ戦の撃墜王であった故・坂井三郎は、著書「大空のサムライ」の中で、こう語っている。
「戦闘機乗りになった以上、死ぬ覚悟は出来ている。しかし特攻隊は違う。死を前提にして爆弾を抱え、片道燃料で飛び立ち、敵戦艦、空母に体当たりするのは間違っている」と。

指導者の間違った作戦、非道な戦術、人を人とも思わぬやり方に犠牲になるのは、いつの時代も若者なのかも知れない。


さて、昨晩(5・23)の日大の内田元監督と井上奨コーチの会見を聴いた。
まるで山口組の代貸しと若頭という風情でしたね。

宮川君の述べた事実と日大アメフト部幹部の発言が、大事な部分でことごとく食い違っていました。

特に際立ったのは、

「宮川選手には期待していた」と言いながら、意味不明な理由で試合どころか、練習にも参加させなかったのはなぜか?
期待していたなら、少なくても練習には参加させたはず。

また、中国で行われる世界アメフト大学選手権に日本代表に選ばれた宮川君に辞退を強いた内田元監督の弁明は、「ケガをして、秋の試合に出られなくなったら困ると思った。だから辞退させた」とは、意味不明ですね。

百歩譲ってプロなら理解も出来る。
親善試合的な世界大会より飯の種である公式試合を優先するのはプロなら納得できる。
しかし、アマスポーツ界で、世界大会に出るのはアマにとって夢であり目標である。
その夢を意味不明な理由で、「行くな」では納得できない。

その結果、監督辞任と常務理事職の謹慎、及びコーチの辞任。
大人の横暴と理不尽な命令は、いつか天罰が下るということですね。


(じゅうめい)

 


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