北の金ちゃんによって、日本外交の手腕が試されることになった。
いつもヘラヘラと笑っているテキヤの顔役風の麻生大臣は吉田茂を祖父に持つ九州屈指の麻生財閥の御曹司である。
10日お昼、麻生外相は、「核実験をやったかどうか確認しなければ、制裁を決めることはできない」と発言し、また安倍総理も同じ発言を繰り返した。
お二方とも相当な外交音痴といわれても仕方がない。当の北朝鮮が否定しているならともかく、公式に何度も核実験の成功を発表している。
しかも北の国連大使が公の場で核実験が成功したから祝福してくれと発言し、中国,ロシア、韓国が核実験を認定している。しかも我が日本の気象庁地震探査所がM4.9のマグニチュードを北朝鮮の核実験場を震源地として特定確認し、この波形は地震波形とは異なると発表している。
これだけの北の公式発表、証拠があるのに 「実際に北の核実験場を査察しないと確認取れませんね」 という我が日本のチンプンカンプン外務大臣にこの国をまかせるとなれば、東京に核弾頭ミサイルが着弾し、大爆発するまでは核爆弾かどうか分かりませんね、と言うのと同じである。そして元防衛長官の石破氏が、北朝鮮の船舶を臨検するのに自衛隊を使ったら自衛隊員の安全はどう保証するんだと真面目に発言されていたが、自衛隊は軍隊であるから必要な場合は、そういう任務をするのが仕事である。 何もフェリス女学院の女の子達にやってくれと言ってるわけじゃないけど。 いたずらに世論を煽るのはよろしくないが、このような事なかれの役人発言では海外から当てにされず、馬鹿にされるだけである。 ロシア、中国、韓国、アメリカの国防大臣経験者は間違ってもこのようなトンチンカンな発言はしないだろう。 つまり、いつものように日本は口は出すな、金だけ出しておけと言われるのが落ちである。
ならず者国家を懲らしめるのは俺だとばかりにアメリカ保安官が登場するのか。役者が違うのぉ。
さて、北の内部である。反金将校グループは、北京政府と連絡をとりながら動いているようだ。 果たして、将校グループのクーデーターはあるのか、そして成功するのか。 正規軍の戦いではないから一瞬の気合で決まる。寝ぼけまなこで起きてきた将軍様は、中国へ亡命するのか、フセインのように地下穴に隠れるのか、それともルーマニアのチャゥシェスクのように即刻銃殺刑に処せられるのか。
韓国には北から亡命して来た、かつての北朝鮮ナンバー2の黄ジョンヨプ氏がいる。余談だが、黄氏亡命後、北に残された妻は服毒自殺、娘は飛び降り自殺、息子は強制収容所で死亡と悲惨な運命をたどった。
まもなく凍てつく冬が北にやって来る。零下20℃の厳冬がやってくるのだ。経済困窮、食料飢餓、燃料不足の中でどのくらいの北の人々がまた死んでいくのだろうか。ヤケのヤンパチで東京へ核弾頭ミサイルが飛んでこなきゃいいが、冬の花火は平和の中で見るものである。
デデンデン